1はわりと効果あります。姿かたちを見ないだけで気が楽になります。
2は、必要最小限だけはやること。これをやらないと、「えー、俺聞いてないですよ。Aさんどういうことですか~?」「Aさんって、俺以外には愛想いいのに俺だけ無視しますよね~」と、大変面倒くさいことになります。
必要最小限の挨拶と、業務上必要な報告・連絡事項があれば、それだけする。そうすれば相手から文句を言われる筋合いはなくなるわけです。ちなみに報・連・相の「相」はDさんではなく、信頼できる人にしてください。
3は、ちょっと難しい。苦手な人の声って、なんだか大きく聞こえたりするんですよね。でも、自分に向けて発せられているのでないのであれば、単なるノイズだと割り切る。真夏のセミとか、道路工事とか、街路樹の剪定のモーター音だと思うようにする。
4は、どんなに彼が苦手であろうとも、彼を操作しようとは思わないでほしいのです。彼も一人の人間であるということ、あなたにあなたの様々な権利があるように、DさんにもDさんの様々な生きる権利があるのです。社会の規則の中で彼が何をしようとも、それは彼の権利なのです。
5は最終手段です。今ご自身がいる部署での仕事が快適ならば、手放す必要はもちろんありませんが、Dさんがいることで自分の生活に支障が出るようであれば考えてもいいかもしれない。
それは彼から逃げる、という一側面でなく、自分を心身ともに健康にするため、自分の仕事の範囲を広げるため、新しい学びをするためにもなるかもしれません。別にそれは何ら恥じることでもないです。ただ、何の運命のいたずらか、あなたが異動した先にDさんがやってくる可能性だってゼロではない、ということも考えておきましょう。
間違ってもDさんにケンカを売るのはやめた方がいいです。嫌だなと思うところは反面教師にする。それで手を打ちませんか?みんなを好きになることなんてできないよ、にんげんだもの(かおる)
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