「朝食抜きは糖尿病になりやすい」は本当? 糖尿病医が実体験から回答

 

そもそも人類は、長い間、昼食と夕食の1日2食でした。朝昼夕の1日3食になったのは、この200~300年くらいです。糖尿病が激増したのは、1日3食になってからですね。

日本では、江戸時代初期までは1日2食で、中期から3食が、一部で開始されたようです。3食が定着していったことには、明治維新後に軍隊ができたことが大きな役割を果たしました。

平安時代や鎌倉時代の1日2食は、朝食が午の刻(正午)で、夕食が申の刻(午後4時)だったそうです。イギリスやフランスなどヨーロッパの国々でも、15~16世紀頃に2食から3食になったので3食の歴史は浅いようです。

なお、野生のライオンは、3日~数日間に1回の食事です。成長したライオンは1回に18kgの肉を食べるそうです。野生の虎は、7~10日間に1回の食事回数のようです。

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(財)高雄病院および(社)日本糖質制限医療推進協会 理事長。内科医。漢方医。京都大学医学部卒、同大胸部疾患研究所等を経て、1978年より医局長として高雄病院勤務。2000年理事長就任。高雄病院での豊富な症例をもとに、糖尿病治療、メタボ対策としての糖質制限食療法の体系を確立。自らも二型糖尿病であるために実践し、薬に頼らない進行防止、合併症予防に成功している。

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