今年から新NISAがスタートしたらしいけど…いったい何が変わるの?

 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

◆新NISAの主なポイント

・非課税でいつまでも投資できる!

・成長投資枠とつみたて投資枠の両方が使える

・年間の投資金額が増えた(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)

・生涯投資枠が設けられた(1人1800万円)

・生涯投資枠は再利用できる(売却の翌年に復活!)

・一部商品は購入できなくなった(整理・管理銘柄、高レバレッジ型の投資信託)

新しいNISA制度は、いつどのタイミングで売却しても利益は非課税

つみたて投資枠で投資できるのは、金融庁の一定の基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)のみ

iDeCoも積立投資の制度ですが、弱点があります。それは、積立のできる年齢が65歳になるまでだということ。また、原則60歳になるまで積み立てた資産の引き出しができません

NISAでは利益に税金がかからない代わり、損失はないものとして扱われます。そのため、損益通算や繰越控除はできません

iDeCoの3大節税メリット

1.年間の掛金→全額「所得控除」

2.運用中の利益→「運用益」が非課税

3.年金の受取時→「退職所得控除」「公的年金等控除」

(iDeCoで)もっとも掛金が多くできるのは、自営業・フリーランスの方や学生など(国民年金の第1号被保険者)で月6万8000円まで

iDeCoの資産を60歳で引き出すには、iDeCoへの加入期間が10年以上あることが必要

企業型DCでマッチング拠出を利用している方は要注意。iDeCoとマッチング拠出は併用できません

年収が高いほど、所得控除の効果が大きく得られるiDeCoを優先したほうがいい

運営管理手数料が安い金融機関の方が有利

国民年金の第1号被保険者と第3号被保険者は、確定申告のときに小規模企業共済掛金控除証明書を一緒に提出(iDeCo)

推奨銘柄やおすすめの投資信託も載っていますが、ここは惑わされず、自分で選びたいところですね。

ファイナンシャルプランナーが書いているので、金融商品情報は鵜呑みにせず、制度部分と人生設計の基本を学ぶのが、賢い使い方だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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