日本を売る傭兵「財務省キャリア官僚」の“10億円荒稼ぎ”特殊詐欺生活…元国税が危惧「野放しなら国が滅ぶ」

 

10億円荒稼ぎ。財務省流“特殊詐欺”の実態

財務省キャリア官僚たちは、退職した後、様々な企業や団体の顧問になります。財務省のキャリア官僚のほとんどは、退職後、日本の超一流企業に天下りしています。

たとえば三井、三菱などの旧財閥系企業グループをはじめ、NTT関連、トヨタ、JT(日本たばこ産業)、旭化成、日本生命、ニトリ、伊藤園、プリンスホテル等々、各種の銀行、金融機関など枚挙に暇がありません。

大半の一流企業で天下り官僚を何らかの形で受け入れているとさえいえるのです。

しかも、彼らは数社から「非常勤役員」の椅子を用意されるので、ほとんど仕事もせずに濡れ手に粟で大金を手にすることができます。この退職後の報酬により、10年足らずで、10億円近く稼ぐ人もいるのです。

キャリア官僚が、生涯でどれくらいのお金を稼いでいるのか、統計調査などは行われておらず、正確な実態は明らかになっていません。

が、あるキャリア官僚が、「自分の先輩がどのくらい稼いでいるのか」を調査し、記録した資料があるのです。

週刊朝日の2012年8月3日号に載った記事によると、大武健一郎元国税庁長官が、歴代国税庁長官、財務事務次官の01~04年の天下り先と、納めた所得税額を調べた資料があり、それを妻が週刊朝日にリークしたのです。

その資料によると、年間5000万円以上の報酬を受け取っている者もおり、生涯で10億円稼ぐものも珍しくないのです。普通のサラリーマンの生涯収入の4~5倍です。

しかも、彼らはこの金のほとんどは退職後の10年足らずのうちに稼ぐのです。天下り先を数年ごとに変えていき、いくつもわたり歩き、短期間で巨額の荒稼ぎをするのです。

「国家公務員」は仮の姿

そして、ここがもっとも重要な点なのですが、彼らのほとんどは官僚としての報酬よりも、退職後に天下りして受け取る報酬の方がはるかに大きいのです。

つまり、彼らの本質は「国家公務員」ではなく、「大企業の非常勤役員予備軍」なのです。彼らにとって国家公務員というのは、天下り先を得るための準備期間に過ぎないのです。

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