なぜ、時間管理の達人は「会社の机」を極限まで片づけて「自宅の机」は片づけないのか?

 

さらに、机に置いてあるモノに、「本当にお前は、今やっている仕事に必要なのか、必要じゃないのか、必要じゃないのになぜ机にあるんだ」と語りかけてみてください。もちろん周りの目もあるので、口に出さずに問いかけます。この筆記用具は本当に必要なのか? 自問自答を繰り返すと、今の仕事に必要なのは4色ボールペンと定規だけ。必要のない筆記用具はペン立てにしまおう。そう考えているうちにペン立て自体もいらないことに気がつき、今ではペン立てごと、2番目の引き出しにしまっています。

ティッシュ箱は誰の机の上にも置いてあります。しかし、本当に必要なのか? 花粉症の時期は必要だが、この時期には使わない。となれば、私は引き出しにしまっています。

ペットボトルで水を飲んでいるけど、飲むことにキャップを外すのが面倒。キャップを外したままが時間効率的には良い、キャップを外しておこう。

最終的には、固定電話とパソコン、キャップなしのペットボトル、そして目の前の仕事に必要な筆記用具だけが机の上に残ったのです。視界に余計なものが入らないので、今ある仕事に集中できます。それしかないので、他の仕事に目移りすることもありません。目の前の仕事に集中して、ハイスピードで仕事をするためには、机の上を徹底的にきれいにすることが重要なのです。

「会社の机」は極限まで片づけているとお伝えしました。出社したら毎朝、何もないきれいな机で新鮮な気持ちのまま1日をスタートするのは気持ちがいいものです。会社の机が片づいていない人は、出社もギリギリの人が多く、就業のチャイムと同時に席につきます。お客様からの電話を受けると、机が片づいていないのでメモ紙も見つからない。仕方なく机の上にある書類の裏に用件を書きなぐる。結果、用件を書いた書類が見つからなくて大騒ぎになる。

print
いま読まれてます

  • なぜ、時間管理の達人は「会社の机」を極限まで片づけて「自宅の机」は片づけないのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け