なぜ、時間管理の達人は「会社の机」を極限まで片づけて「自宅の机」は片づけないのか?

 

一方、自宅の机は違います。自宅の机は、汚くてもOK。整理されていなくてもいいです。昨日の夜、勉強したのであれば、そのままの状況にしておきましょう。自宅の机は、何に使われているのか? それは人生を変える勉強だったり、転職のためのスキルアップだったり、会社で一目置かれる存在になるためのキャリアアップだったり、それらの目的のために使います。誰かが自宅に押し掛けて机の上を見ることもありません。

目はバッチリ、頭がスッキリと目覚めた朝ならいいですが、起きた瞬間は眠気との戦いの日もあります。書棚やカバンから勉強道具を取 り出すその一手間が煩わしいのです。起きたらゼロ秒で机に向かい、勉強などの目的の行動に取り組みたい。初動が大事です。初動を大切にするためには、準備に時間をかけない。これが大事です。ですから机はむしろ、昨夜のままがいいのです。

私は、最初スポーツジムは長続きしませんでしたが、主な原因は準備にありました。上下のスウェット、靴下、タンクトップやタオルを 用意しなければならない。前回着ていた衣類やタオルはカバンに入れっぱなしだった。それを取り出し洗濯機に入れてから用意しなければならない。そんなことを頭で考えているだけで面倒になってくるのです。その一手間を考えることが、スポーツジムへ行く足を遠ざけてしまいました。

今のジムに通い続けられている大きな理由は、スポーツウェアからタオルまですべてジムに揃っていることだと思います。準備ゼロ、身ひとつで行けばOKなのです。いろいろと用意しなければと頭で考える必要がないので、すぐに向かうことができます。以前のジムより料金は高いです。

しかし、安くても通わなければ意味はありません。お金で「すぐやる仕組み」を買ったのです。

話は戻って、机をそのままにして寝ることで準備しなければならないという面倒なこともなくなり、すぐに動くことができるのです。朝はエネルギーが満タンです。その貴重な時間に用意する手間を省くこともできます。会社の机は徹底的にきれいにする。一方、自宅の机は片づけない。同じ机でも、目的と用途によって違ってくるのです。

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