米大統領選で日本に迫る“もしトラ”の危機。英誌『エコノミスト』が挙げた「大ボケのバイデンよりマシ」な民主党候補者の名前

 

「もしトラ」の可能性急上昇でバタつくばかりの日本

バイデンはこれまでの予備選を通じて、民主党の党大会代議員の99%の支持を得ており、これは単なる支持率ではなく、各州ごとのルールに従ってどの候補者を支持するかを競い合った結果なので、党大会で急に新しい候補者が出てきて自由投票で選び直すということにはならない。従って、バイデンが自ら撤退を言い出さない限り、選び直しのプロセスは始まらない。

それが始まったとして、そこでバイデンがハリスにせよ他の誰かにせよ、代役を指名する権利があるのかどうかは分からないが、まあ恐らく現職大統領の身を捨てた遺言には従わざるを得ないのだろう。

日本では、「もしトラ」の可能性が急上昇して、さて防衛・経済両面でどういう影響があるか、バタバタした近視的評論が盛んだが、それ以前に「どういう米国になって貰うことが世界にとって望ましいのか」という観点で見渡すことが必要ではないか。

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2024年7月8日号より一部抜粋・文中敬称略。ご興味をお持ちの方はご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。

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