石破総理が恐れる「維国同盟」と自民密室政治の崩壊。吉村氏が玉木氏に急接近…石丸伸二氏は令和日本の坂本龍馬となるか?

 

今の日本で何よりも大切なのは「政治の可視化」

だが、そのためには立憲が国民の玉木氏を総理に担ぎあげることで野党各党を説得するといった、かつての小沢一郎ばりの剛腕が必要だろう。

もちろん、参議院選をひかえて党の“顔”をすげ替えるため自民党内で「石破おろし」が起こる可能性も高い。少数与党の政権にはどんな政変が襲ってきても不思議はないのだ。

石破首相としては、野党の諸要求をのみ、それぞれの政策を実現させるしか延命する手立てはないのではないか。企業・団体献金を禁止し、「103万円の壁」を178万円まで引き上げ、教育無償化を実現する。それで内閣支持率がはね上がれば、退陣要求をする側も考え込まざるをえないだろう。

石丸・吉村対談からいささか話を広げすぎたようだ。石丸氏のめざす「政治の可視化」が少しずつ進みつつあるのではないかという期待感が、この記事を書く動機だった。

石丸氏が仲介役となり、維新と国民の“共闘”に向けたネット番組での本気の話し合いが実際に行われるとしたら、これは画期的なことではないか。両党の結びつきが日本にとって良いのか悪いのかは別問題。密室政治にはもううんざりだ。凝り固まった“永田町文化”を破壊しない限り、いつまでもこの国の政治は変らない。

【関連】103万の壁は序章。玉木氏と石丸氏は「飲みニケーション政治の壁」を破壊できるか?馴れ合わぬ2人が日本に放つ正論パンチ

【関連】「高市、飲み会に行け」麻生太郎氏の倒閣作戦に酒がいる理由。石破総理が自民“党内戦争”を制する最低条件とは?

この記事の著者・新 恭さんを応援しよう

メルマガ購読で活動を支援する

image by: Noukei314 | 【公式】石丸伸二 後援会(@ishimarukoenkai)公式X | 玉木雄一郎公式サイト

新恭(あらたきょう)この著者の記事一覧

記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 国家権力&メディア一刀両断 』

【著者】 新恭(あらたきょう) 【月額】 初月無料!月額880円(税込) 【発行周期】 毎週 木曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 石破総理が恐れる「維国同盟」と自民密室政治の崩壊。吉村氏が玉木氏に急接近…石丸伸二氏は令和日本の坂本龍馬となるか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け