北朝鮮に無慈悲な報復。米中「合意」というウルトラCは実現するか?

 

中国ファクターを無力化させる「リメンバー●●!」

アメリカは、中東や北アフリカの国々を、あまり躊躇することなく攻撃してきました。

  • 2001年~:アフガニスタン
  • 2003年~:イラク
  • 2011年:リビア
  • 2014年~:シリア(=IS)

しかし、アメリカは、好き放題やる北朝鮮を攻撃しませんでした。その最大の理由は、「北朝鮮の後ろに中国がいるから」です。アメリカは1950年からの朝鮮戦争で、中国+北朝鮮に「引き分け」ました。いまや軍事費世界2位の中国と戦争になった日にゃあ。

どうすれば、「中国が出て来られない状況」をつくることができるのでしょうか? 国際社会が、「アメリカの北朝鮮攻撃は絶対的に仕方ないと思える状況になればいい

たとえば、「真珠湾攻撃」の後、ルーズベルトは、「リメンバー・パールハーバー!」と叫び、日本との戦争に突入した。アメリカ国民は反対しませんでした。「9.11」の後、ブッシュは、「リメンバー9.11!」と叫び、アフガン攻撃を開始しました。ほとんど誰も反対しませんでした。国際世論を圧倒的に味方にできれば、「悪者になりたくない」中国は動けなくなるかもしれない。

「リメンバー●●!」とは、具体的に何でしょうか?

  • アメリカの軍艦が攻撃された。
  • 日本に北朝鮮のミサイルが着弾し、犠牲者が出た。
  • 北朝鮮がソウルで、化学兵器テロを行った。

などなど。金正恩は、これまでも数多くの挑発行為を繰り返している。それで、一つの挑発行為を大々的に取り上げて「リメンバー●●!」にすることができるかもしれません。

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