日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・新井薬師前「麺屋久仁衛」の醤油ラーメン。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、ハイレベルなスープを飲んで店主の手腕の高さを褒め称えた、麺屋久仁衛の「醤油ラーメン」のお味とは?
オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋久仁衛
麺屋久仁衛(くにえ)@新井薬師前にて、醤油ラーメン。
オープンは本年4月16日。
ロケーションは、都内でラーメンを食べ歩いている方であればピンと来る人も多いだろう、ラーメン店が数回入れ替わっている場所。
西武新宿線新井薬師前駅から徒歩5分強程度と駅近なのだが、意外にも、人の流れがあまり良くないロケーション。
この場所に出店する店舗は、これまで誰の目にも判るようなオリジナリティを打ち出したラーメンを提供する店が多かった。
新井薬師周辺は古い街並みが残る、どちらかと言えば新奇性を好まない土地柄。そのような事情も相まって、店舗が定着しなかったのかも知れない。
さて、今般オープンした『久仁衛(くにえ)』は、これまでの店舗とは打って変わって、正統派バリバリの鶏清湯を手掛ける1軒。
鶏のドッシリとした滋味と華やかな薫りが見事に両立したスープは、スープに浮かぶ鶏油の重厚な風味も加味されて、白河ラーメンを巧みにアレンジしたような仕上がりとなっている。
うま味を浮き足立たせず、キッチリと適度な匙加減で収束させている点は高評価に値する。
店主の手腕の高さが垣間見えるハイレベルなスープだ。
このスープに合わせる麺は、ピロピロっとした食感が心地良い平打ち仕様。啜り上げれば、麺を食べる楽しみを味わうことができるだろう。
面構えはオーソドックスでありながら、麺などに店主のオリジナリティが感じられる佳作。
今回は長続きしていただきたいと、切に願う次第だ。
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DATA
麺屋久仁衛
営業時間 (火)17:30〜20:30 (水〜日)11:30〜14:30 17:30〜20:30
住所 東京都中野区新井5-9-8
定休日 月曜