なぜ北朝鮮とアメリカはいつまでも「対話」を行わないのか?

 

日本が勝手に対話しはじめれば、アメリカは、「そうか、俺たちを無視してそういうことをやるのか、日本は!」と激怒することでしょう。キッシンジャーはかつて、田中角栄がフライングして中国と国交回復したことに激怒。彼は、「ジャップは最悪の裏切り者!」と憎悪を露わにした。日本が北と単独交渉すれば、トランプの「顧問」であるキッシンジャーは、「ジャップは、相変わらず最悪の裏切り者!」と叫び、トランプも納得することでしょう。

するとどうなるか?アメリカは、日本に内緒で北と秘密交渉をはじめ、

1.北朝鮮の核兵器は、黙認(もちろん公表されない)
2.アメリカを攻撃できるICBMは、廃棄
3.日本、韓国を攻撃できる弾道核ミサイル保持は黙認
4.アメリカは、北朝鮮の体制存続を保証する

なんてことになりかえない。

え? ありえない? そんな人は、歴史を知らないのでしょう。アメリカは70年代、共産党の一党独裁国家中国と和解するために、台湾と断交したではないですか???(日本も、追随)

アメリカは、こういう恐ろしい国なので、「猪木さんを団長に、日北交渉を単独で開始しよう」などとやっては絶対にいけない。日本は、あくまで、アメリカ、韓国と「チーム」で北にあたる必要があります。

ところで、アメリカは、なぜ「対話」を拒否するのでしょうか?

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