米極悪刑務所に10年以上収監された日本人が明かす、楽しかったことBEST10

 

6位 土日のロードショー

これも何度か喋っている話ですが、アメリカの刑務所ではスーパーもあるし映画館もあります。外と同じロードショーを中でもやっているわけです。

もちろん英語の勉強にもなりましたね! わからない単語は片っ端からメモを取り、部屋に戻って辞典を引く日々でした。

英会話について詳しくはまた改めてお話しできればと思います。

映画館は2館あり、一つの広さは椅子を5~60席置ける広さでした。上映前、早い時間に若いHOMIE達が陣取って、真ん中の人数分の席を確保します。先日掲載された漫画チカーノKEIにてジムの確保の描写がありましたが、あれと同じですね。

7位 祭日のパーティー

ドミノ、ピナコを賭けて遊びます。

自分は飲んでませんが(下戸です)、酒は刑務所内で、オレンジもしくはグレープフルーツと砂糖で発酵させたワインのような物を作ってみんな呑んでます

ジェイルライスは誰かが出所する日に作ります。こちらについての質問も多いので近日回答しますね。

8位 スーパーボール

アメリカNO.1のスポーツですから、応援の熱もそりゃあ大変なものです。日本ではあまり馴染みがないかも知れませんが、最近は段々浸透してきたんじゃないでしょうか。少なくともハーフタイムショーぐらいは注目されてるのでは。

ただスーパーボウルは残り2チームなので、好き嫌いによる応援というよりも賭けで盛り上がります。この文章からも分かる通り、賭け事が非常に多いわけです。

クレイジージャーニーに出演したときに語ったオスカー・デ・ラ・ホーヤ vs フリオ・セサール・チャベスのボクシング試合なんて、暴動にまで発展するぐらいでした。デ・ラ・ホーヤはメキシコ系アメリカ人ですからチカーノが賭けて、チャベスはメキシコ人ですからメキシカンが賭けます。何千万というお金が動き負けた方が払いたくないからと暴れて暴動に発展したということです。

スーパーボウルはなんといってもアメリカンスポーツ最大のイベントですから、注目度も桁違いで、所内の仕事も休みになります。モニターにかじりつきで、試合が動けばポップコーン投げまくりで床がポップコーンだらけですよ。

賭けるといってもハンデとかがありますから、単純に試合の勝敗を読めば良いということでありません。ブックメーカーのオッズが出てますからそれを元に賭けます。相撲のように勝敗のみが残るシンプルなものなら別ですが、点数制の競技は賭けるのもアタマを使いますね。アメフトは一回のタッチダウンで6点とか入るわけだから、一回の攻防であれだけ騒ぐわけです。

9位 喧嘩 & 10位 抗争

ついでに11位も言うなれば暴動です。メチャクチャ楽しかった、と言い切ると誤解を生みそうですが、自分の中で悲壮な思いはあまりありません。こちらはそれぞれ別の質問が溜まっていますのでそのうちしっかり答えたいと思います!

長くなりましたがランキングは以上です!

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