『紅白』終われば鐘が鳴ってお正月。この良さは海外に住むとわかる

 

日本ならでは

海外在住者にとって、『紅白歌合戦』が特別なものになっている背景には、日本と諸外国での大晦日の過ごし方の違いもある。

例えば、アメリカの場合、大晦日の過ごし方は、日本とぜんぜん違う。

先週のこのメルマガで詳しくお伝えしたとおり、アメリカでは、ちょうど今の時期、だいたいサンクスギビングからクリスマスくらいまでが、いわゆるホリデー・シーズンのピークとなり、クリスマスを過ぎると、世間は、徐々に、そろそろ仕事するぞっ!!! という雰囲気になっていく。

年明け、元旦は祭日だが、2日からは通常営業になる。

お正月休みという概念はない。

むしろ、長いホリデー・シーズンも終わったから、バリバリ働こうという感じになる。

そういう感じなので、大晦日だからと言って、日本のように何か特別な雰囲気にはならない。

そう言えば、日本では、大晦日の夜は、『紅白歌合戦』だけでなく、テレビ局各局が特別番組を放送するのが当たり前になってるが、アメリカでは、そうではない。

一応、アメリカにも、大晦日ならではの番組はあるにはある。

今から40年ほど前から、なんと、放送するテレビ局を変えて(1972~73年はNBC、74年以降はABC)続いている、『Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve』という番組だ。

主に、ニューヨークのタイムズ・スクエアでの年越しカウントダウン・イベントの様子の一部を生中継する内容で、長く続いているだけあって、アメリカで知らない人はまずいないと言ってもいいくらいだ。

〔ご参考〕

タイムズ・スクエアの年越しカウントダウンは、ストリーミング・ライブ中継の実験場に?!

かなり演出に違いはあるが、『行く年、来る年みたいなもの、かもしれない。

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