出会ったばかりの頃はこんなじゃなかったのに、結婚したらケンカばかり…。でもちょっと考えてみてください。一緒に暮らすようになって、相手にかける言葉を選ばなくなったのが原因かもしれませんよ。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、意外な「禁句」をご紹介。少し気をつけるだけで、ケンカが激減するかもしれません。
それを言っちゃあおしめえよ
さて、本日は禁句のお話。
ご家庭で話をするとき、ついキツイ言葉で話してしまうことはないでしょうか。我が家はしょっちゅうです。えへへ(^^; そんな言葉の中で特に気をつけたいのが、「なぜ?」と「どうして?」です。え、今朝のうちにもう言っちゃった? ありゃりゃ。
どうしてこれがダメかと言えば、これは非難だから(`△´)!! です。文法的には理由を尋ねる疑問詞ですが、そんなカワイイもんじゃないのは使われたことのある人にはわかりますよね。これらには
「その理由はおかしい」
「それは理由にならない」
という攻撃的なニュアンスがハッキリあります。言ってみれば疑問文の形を取っているだけであって、そのせいで、言う方はそんなつもりはなくても、相手には「カッッッチーーーーーン!!!!!」 (`皿´)=3 な言葉で、ケンカを売られた! くらいに聞こえてしまう極めて危険な言葉なんです。
コレを言ったらドコでもマズいけど、特にマズいのは夫婦間です。ミニマムすぎる人数で家庭を運営しているせいもあって相手に対する期待値はどうしても高くなります。そしてその期待が裏切られると
「どうして遅くなったの?」
「なんで片付けないんだ?」
「なぜ忘れちゃったの?」
「どうしてできないんだ?」
てなことになるわけですよ。つい言ってしまいがちな言い回しを思い出してみましたが書いてみるだけでもキツい言い方だとわかりますよね。これに返事をすると、
「残業だったんだよ!」
「忙しかったの!」
など、どうしたってキツい返しになるでしょう。だって質問の段階で非難されている感じがしますから、身構えちゃうんですよね。で、こうして夫婦げんかが勃発するわけです。
これを避けるためには「どうしたらいいのかなあ?」という問い方に変えてみるといいと言われています。原因というか理由というかは、コッチに措いとく作戦ですね(笑)。
原因を追求したところで、コトはすでに終わっているわけで今更どうにもならないしね。だから、フモーな追求は止めて解決策を考えることにシフトするんです。どうしたらいいのか? と言われれば、曲がりなりにもアイデアを絞る気になりますから、たとえば
「遅くなりそうだったら連絡する」
「アラームを設定しておく」
「片付けまで手が回らない」
「やり方がイマイチよく分からない」
くらいのことは言えそうですよね。少なくとも「残業だったんだよ!」とか「忙しかったの!」とかいうけんか腰の返答にはなりませんよね。従って夫婦ゲンカも回避できることになるんです♪
言葉ひとつで人間関係は良くも悪くもなるもの。問い詰め口調に聞こえてしまう言葉は、なるべく使わないようにしたいですね。
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