もはや外国語学ぶよりコーディング。米国で始まる新「言語」教育

2016.03.17
 

女性のほうがコーディングを書くのはうまい?

教育におけるコーディングの需要は盛り上がりを見せていますが、“コーディング”や“プログラマー”といえば男性の職業というイメージが強いですよね。

しかし、何とも興味深い研究結果がでています。

ガーディアン紙によると、 “女性の方がコードをうまく書ける”という研究結果がでたというのです。

アメリカの研究者が、ソフトウェアの共有ウェブサービスを提供するGitHub社による調査で、女性が書いたコードの方が承認される確率が高いことを発見しました。

GitHubには他者ユーザが書いたコードに修正を入れるなど「プルリクエスト」と呼ばれる機能が存在します。その変更が承認される率が女性の場合は78.6%と、男性の74.6%を上回る数値だったのです。

コーダーといえば、まだまだオタッキーな男性のイメージが強い職業ですが、この研究によって女性コーダーの将来に変化があるかもしれません

学生時代からこの教育に力を入れた場合、コーディングの才能がある女子学生なども多数出てくる可能性もありますよね。

また、「Woman Who code」という大手IT企業からスポンサーを受け運用しているNPO団体も存在しており、テック業界で活躍する女性を支援する動きもでてきました。

すでに22カ国、66都市以上に位置し、日本の東京支部「Woman Who Code Tokyo」も存在するようですね。

新たなテクノロジー時代の救世主となるのは女性なんてことも起こりえるかもしれません。

外国語はやはり女性のほうが得意という印象が一般的にありますが、やはり女性は「言語」に強いといえるのかもしれません。

アメリカではこのような動きがおこっていますが、とはいっても、外国語かコード言語かという取捨選択ではなく、両方のスキルを身につけることができたら最強なのではないでしょうか。

性別に関係なく、様々な形の言語を学んでいくことは、今後のグローバルなテクノロジー時代を生きてゆく上では必要となるでしょう。

image by: shutterstock

source by :ガーディアン紙, インディペンデント紙, BBC, Woman Who code, Woman Who Code Tokyo

文/臼井史佳

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