家族の「認知症」を見抜く、知っておきたい5つの兆候

家族の「認知症」を見抜く、知っておきたい5つの兆候
 

認知症9つの法則

で、認知症には、9つの法則があります。

1.記憶障害が出る

  • 新しいことが覚えられない。
  • 大きな行為そのものの記憶を失う。(さっき食事をしてことを忘れる)
  • 蓄積されたこれまでの記憶が、現在から過去に遡って失われていく。(昔のことほどよく覚えていて、昨日のことを覚えていない)

2.いつも世話をしてくれる最も身近な介護者にひどく出て(怒ったり、当たったり)時々会う人、目上の人には軽く出る

だから、介護する同居親族はつらいんですよね。で、時々来る人に訴えても理解されない。これは、よく覚えておかなくちゃ。

3.自分に不利なことは一切認めず、認知症とは思えないほどすばやく言い返して来る

自分を守るための嘘や言い訳にはものすごく頭は働くってなんか、身内はつらいですよね。

4.症状はまだらに出る(いいとき、悪いときの波がある)

突然、信じられないように鮮明に思い出すこともあるんですよね。

5.認知症の人がその時抱いた感情は相当長く続く。認知症の人は感情に敏感

厳しく注意され怒ったら、その感情をずっと覚えているし、褒められたり、共感してもらってうれしかったこともずっと覚えている。行為は忘れても、感情は覚えているって不思議ですね。だから、厳しく注意するようなことは避けなくちゃいけないのです。

6.ある一つのことに集中するとそこから抜け出せない。周囲の人が説得したり否定したりすればするほど逆にこだわる

上手に気をそらしたり、話題を変えるようにしないとダメなんですね。

7.強く対応すると強い反応が返ってくる。

だから、無理にやらせようとしたらダメなんですね。

8.すべて本人の立場に立って、了解してもらって進めることが重要

9.認知症の人の肉体の老化は、そうでない人の2~3倍のスピードで進行する

覚えておきましょう。自分自身のためにも、身内が認知症になったときのためにも、介護中の人の大変さを理解するためにも。

image by: Shutterstock

 

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