キツイのは災害直後の3日間。最低限やっておくべき「下準備」

 

被災しそうな災害にアタリがついたら、次はその程度です。これもハザードマップなどからある程度の想像がつきますね。災害が激甚なのかそうでないのかで備えておくべきレベルが違ってきます。激甚の範囲なら、どれほどやってもやり過ぎるということは ナイというレベルなんですよ。

ちなみに我が家の場合、洪水で重大な災害になる地域です。大きな川に近く、この川が集中豪雨などで氾濫すればかなりの洪水を引き起こし、広範囲の流域を浸水させてしまう恐れがあるんです。それに対して、地震はほぼ起きないと思われます。断層がなく過去にもまったく地震がありません。まあ、人間の 歴史の範囲内でナイだけで、1万年に一度くらい巨大地震が来るのかもしれませんけど( ̄∇ ̄)。

ここでは被害がほとんど出ないような軽い災害は、モンダイになりません。そりゃそーですよね。被害が出る前提でそれに備えておこうっていう ハナシなんだから。

生活に支障が出るほどの災害の場合、被災した方たちによると直後の3日~4日目から1ヶ月くらい~1ヶ月以上後では生活がだいぶ違うんだそうです。この時期の区別は、いわゆるライフラインの復旧の程度にリンクしています。つまり

  • すべてのライフラインが止まっている時期
  • 一部のライフライン(多くの場合電気)が復旧した時期
  • 大半のライフライン(ガスまたは水道)が復旧した時期

です。すべてのライフラインが復旧した後には、家事という意味では通常に近くなり、むしろ次の段階として瓦礫や家財道具などの片付けなどがモンダイとなるのです。災害の大きさにもよりますが、このうちの「いつを想定した防災・準備なのか」をハッキリさせておきましょう。

これを確認した上で、まずは「直後の3日」を想定して準備しましょう。この時期は、自治体も国もご近所さんも、なにも出来ない状態です。一人ひとりがなんとかするしかない時期なんです。物資も救援も来ない(届かない)、ライフラインはすべて止まっている状態であり、つまりはもっともキツい時期なのです。

悲観的に備え楽観的に過ごす。自然災害にはそんな強いこころが求められます。まずは悲観的に備えていきましょう。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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