日本とは違う意味で過酷?「AO入試の本場」アメリカの受験事情

 

エッセイは家で書いて良い 

もう一つ、受験生にとって頭が痛いのは「エッセイ」です。アメリカの入試は全てAOであり、受験生は自宅で全ての情報を入力すれば出願が完了します。ということは、エッセイも家で書いていいのです。

つまり、日本の「AO入試」のように「小論文試験」を受けるためには試験会場で監視されながら制限時間内に書くということには「なっていない」のです。  

ついでに言えば、先生などのアドバイスを受けても良いことになっていま す。だったら「代筆でもバレない」だろうと不正行為が横行しているのかというと、必ずしもそうではありません。

大学側も「ネット上の文章との類似性を 検証するロボット」などを駆使して不正摘発を行っているようですし、履歴書や推薦状など他の要素との間で「多角的なチェック」をかけて「ファクト(事実)関係の矛盾」を見つけるノウハウがあるという話も聞きます。  

そんな中で、エッセイでは「自分の人となり」を表現してゆかねばならないわけです。昨今では、名門大学ではエッセイの審査に時間をかけており、特に平凡なエッセイではアピールしなくなってきているという声もあり、この部分、受験生にとっては大変に頭が痛い分野となっています。  

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