「この店のおすすめは?」「全部おすすめです!」が間違いなワケ

 

なので、この「あるべき状態」に合わせて、スタッフに商品知識を付けてもらうことが大切! 単純に、どんな食材が入っているのか、どんな味なのかだけを覚えるのではなく、

  • ボリューム感

  • ⇒味も、具体的な味よりも、さっぱり系、こってり系、辛い系など、と大まかな味の種類で覚えておく方が、お客様の状況に合わせて提案しやすい。
  • 提供スピード
    ⇒お客様がとりあえずすぐにつまめるものを提案できるようにするため
  • 個数
    ⇒から揚げや春巻き等、人数によっては、個数が足りなくなる場合があるため。

このようなことも覚えておくが大切。これらを一覧にして皆で共有するようにすれば、入店して間もないアルバイトでも、実際の料理を見る機会さえ増えれば、ある程度できるようになるはず。

すべての仕事は、お客様が「出発点」でなければならない! スタッフ自身が好きなもの、店が売りたいものをおすすめすることも大切だが、お客様が「食べたい」「望んでいそうなもの」を提案した方が、より満足度は高いはず。そうすれば、「押し売りなんていう印象を持たれることにもつながらない

「アピールするか」「聴く」かのちょっとした違いだが、それだけでお客様の印象も随分変わる。ぜひ、やってみてもらいたい!

image by: Shutterstock.com

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若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

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【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

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