不倫されたことが許せないとき、どうしたらよいのでしょうか。
旦那の裏切りは許せない、でも「まだ旦那に気持ちがある」、「子どもがいるから元の穏やかな生活に戻りたい」という気持ちがあったなら、苦しい思いをしてしまうのではないでしょうか?
許すとまでいかなくても、自分の心と折り合いをつけて、穏やかな気持ちで過ごせるようになりたいですよね。
この記事では不倫を許せないといったときの対処法や、不倫に対する制裁の加え方について紹介します。
旦那の不倫が許せない!フラッシュバックに襲われたらどうするか
旦那さんと一緒にいることを選んでも、不倫をされたことがフラッシュバックし、繰り返し辛い気持ちに襲われて苦しい…。そんなときはどうしたらよいでしょうか。
自分の中に湧いてしまった「悲しい」「許せなくて苦しい」思いで、感情をコントロールできなくなることがあります。
ここではフラッシュバックに襲われたときの対処法として
1. 負の感情を吐き出す方法と場所
2. 旦那さんに吐き出す方法と注意点
3. 気分転換の方法
の3つをご紹介します。
■負の感情は抱え込まず吐き出す
負の感情は吐き出してしまいましょう。
吐き出す場所や方法、相手を間違えなければ、吐き出すことを躊躇する必要はありません。悪いものはどんどん吐き出しましょう。
特に日が浅いうちは感情のコントロールが非常に難しいので、感情を吐き出せる場所を作ります。
◇有効なのは同じ悩みを抱えた同性と話すこと
例えば
・ノートに書き殴る
・インターネットの掲示板などで吐き出す
などの方法があります。
吐き出す相手は、不要な誘惑が舞い降りないように異性ではなく同性に。
思い出して憂鬱な気持ちになるかもしれませんが、相手のいい所や、好きなところ、これからしたいことなども一緒に考えましょう。
■旦那さんに思っていることを話す
旦那さんに吐き出したら「嫌われるかも…」と考えてしまうかもしれませんが、結婚生活は2人で乗り切っていくことが必要です。
受け止めてもらえたことで安心感も生まれますので遠慮せず話してみましょう。
例えば、
・フラッシュバックしたきっかけ
・不倫されたときの気持ち、今でも悩むときがあること
・話を聞いて受け止めてほしいということ
・どうやって消化してよいか苦しんでいるということ
などです。
旦那さんに話す際、感情的になってしまいそうならメールで吐き出す方法もあります。
重要なのは「責め立てているわけではない」「落ち込んだことを聞いてほしい」この部分を理解してもらうことです。
どこかで区切りをつけ、蒸し返したりしないようにしましょう。
◇旦那さんに感情をぶつけた後のフォロー
ぶつけた後、相手に対して感謝と下記のようなフォローを忘れないようにします。
・感情がコントロールできない
・いつ落ち着くのか自分でもわからない
・結婚を続ける意志はある
・辛い感情を乗り越えていきたい
・ひどいことをたくさん言うかもしれないが、今は受け止めてほしい
などを理解してもらえるとよいでしょう。
◇旦那さんに吐き出すとき、お願いも一緒にして楽しい思い出を作る
旦那さんに吐き出した後、「抱きしめてほしい」「おいしいものを食べたいからお店に連れていってほしい」「デートに出かけたい」などお願い事をするとよいでしょう。
お願いの内容はちょっと豪華な食事でもプレゼントでもなんでもよいのです。
お願いすることで相手にも挽回のチャンスを与えることができ、気も少し軽くなりますし、2人でおいしい食事も出来れば一石二鳥ですね。
■立ち直りはじめは上手に気分転換をする
少し経過したしもう大丈夫かもと思っても、ふとしたきっかけで思い出すことがあります。
もし思い出してしまったときは、負の感情をわざわざ直視することはありません。
無理やり蓋をする必要もありませんが、ちょっとモヤっとした瞬間にうまく意識をそらす練習をしましょう。
◇気分転換1:外出する
気分転換に出かけてみてはいかがでしょうか。
遊園地でジェットコースターに乗ったり、カラオケやミュージシャンのライブへ行ってみたり。大きな声を出せるので気分転換になります。
疲れた後はお店で美味しいものを食べるのもいいですね。
こうして考えてみると少しわくわくしてきませんか。
◇気分転換2:オシャレをしてみる
気分転換に髪型を変えてみたり、新しい化粧品を試してみてはいかがでしょうか。
いつもと違う自分に出会え、オシャレをすることで少し楽しい気持ちになれますよね。
◇気分転換3:自分の気持ちを忘れることをする
おすすめなのは、映画や小説・マンガなど物語の世界に入りこむことです。
物語の世界に入り込み、主人公の気持ちになれば、自分の気持ちを少し忘れることができます。
内容は不倫と無関係のもの、主人公が困難から立ち上がるような話だと励まされることでしょう。
寝て感情をリセットするのもおすすめ。
気分転換の方法がわかれば、負の感情の扱い方も、感情のコントロールも上手くできるようになってきます。
■抱えきれない場合は心理カウンセラーに相談する
2人で、あるいは1人で抱えていて乗り越えられない場合、心理カウンセラーの力を借りましょう。
カウンセラーというと、精神的な疾患を診るイメージがあるかもしれませんが、欧米ではよく夫婦セラピーが行われています。
夫婦の改善点を人間の心理的観点からアドバイスしてくれるのが心理カウンセラーです。
心療内科へ行けば、夫婦2人でカウンセリングを行ってくれる心療内科もあります。
カウンセリングで2人の関係が良くなったという話もありますので、試してみてはいかがでしょうか。
不倫した旦那に対して制裁を加えたい場合
相手に反省が見られず、離婚も視野に入れている場合は、正当な方法で何らかの制裁を科すことも視野に入れるべきでしょう。
ここではその場合の制裁方法を紹介します。
■不倫が発覚したときにとるべき行動
もし旦那の不貞が発覚した場合、感情的にならず冷静に行動した方が得策です。
不倫が発覚した場合はまず証拠集めを行います。どんな選択をとるにせよ、証拠を残しておいて困ることはありません。
中途半端な証拠しかないうちに問い詰めたり、写真を撮影しようと尾行したりして、相手に気づかれてしまった場合、証拠を確保する前に破棄されてしまう可能性があります。証拠収集は細心の注意をもって臨んだほうがよいでしょう。
不倫や浮気調査は探偵会社に依頼する方が得策です。確実な証拠を入手し、万全を期して、交渉に挑みましょう。
自分で入手可能な証拠もありますので、下記を参考にしてください。
可能な制裁と違法な制裁
不倫した相手に自身と同じだけ辛い思いをさせてやりたい、社会的に抹殺したいという気持ちは非常によくわかります。しかし実際行動にうつしてしまうと問題解決が困難になるだけではなく、自身を不利な立場に追い込むことになります。
新しいスタートを切るためにも正当な手順に従って慰謝料請求などを行いましょう。
■違法な制裁
いくら不倫の被害を受けて頭にきたからといって、何らかの仕返しを行えば自身の立場が不利になるだけであり、何一つメリットはありません。
相手から反撃されるリスクも増えますし、自分だけでなく子どもや自分の家族などの第三者に不利益がおよぶ可能性もありますのでやめましょう。
表:罪に問われる可能性のある行為
行為 | 問われる罪 |
暴力行為 |
暴行罪 |
暴行罪の末相手が死亡 |
傷害致死罪 |
第三者への公表 (会社やネット、相手の両親や配偶者など) |
名誉棄損、プライバシーの侵害 会社の業務に支障が生じれば、威力業務妨害 |
相手に対して条件付きで金銭の請求 |
脅迫罪、恐喝罪、恐喝未遂など |
※裁判で相手の配偶者などに知れた場合は名誉棄損にはなりません。 |
また仕返しの意味で自分が第三者と不倫してやろうと考える方がいるかもしれませんが、相手が不倫したからこちらの不倫も許されるということはありません。
そのことについて何らかの責任追及を受ける可能性があります。
相手に対して慰謝料を請求する場合は、正しい手順で行ってください。
■合法的な制裁
正攻法の制裁はやはり慰謝料の請求です。慰謝料の相場は100万円~300万円と言われていますが、事由によって異なります。
事案によっては慰謝料が請求できない場合もありますし、逆に相場よりも多額の慰謝料を得られる場合もありますので、下記の記事をご参考ください。
制裁をしても望んだ結果が得られるとは限らない
さまざまな手順で制裁を行っても、時間とお金がかかった割には相手へのダメージが少ない、相手は反省していないなども考えられます。
結果的に示談に持ち込んだ方が精神的に楽だった、新しいスタートを切る準備をした方が賢い選択だったということもあるかもしれません。
慰謝料をもらうことで少しでも気が晴れればよいのですが、望んだ結果にならない場合があることも覚えておきましょう。
まとめ|幸せになるのが1番の復讐方法
旦那の不倫に今でも悩んでいる方は、気持ちが楽になる方法をぜひ試してみてください。
また旦那の行動が怪しい、もしかしたら不倫かもと悩んでいる方や、夫婦関係が冷え切ってしまっていて不倫を疑っている方は、夫婦円満のコツを実行してみてください。
変えられない過去から脱却し、自分が決めた選択を信じて、楽しい未来を作っていきましょう。された側が幸せになるのが、1番の復讐になることでしょう。
関連記事
1日100通以上のLINE!毎晩の好きだよメール|一途とストーカーの境界線は?
女性同士でもセクハラが適用される可能性があるの!?
寝てる間にこっそりLINEをのぞき見するのは犯罪?
男女問題を見てきた弁護士が語る 不貞行為を立証するために必要な証拠とは
【要注意!?】ダブル不倫が始まる3つのきっかけ