安岡 「学校で習っていることもあると思いますが、やはり『故きを温ねて新しきを知る(温故知新)』はベスト3に入ります。
孔子は、昔の人の考えや生き方を学び、これから取り組もうとしていることや、人間関係に生かしていける人こそ素晴らしいという意味でこの言葉を使っています。『しかし、そんな遠い昔の先哲、先人でなくても会社の先輩の話を聞くこと、会社の歴史を知ることが既に故きを温ねることです』と話すと、『学校で教わった言葉はそういう意味だったのですね。目から鱗が落ちました』という答えが返ってくることもあります」
『致知』のキーワード
- 幼いからといって幼稚ではない。知識や経験はないが、中身は豊かだ。だから小さい子に接する大人ほど上質でなくてはいけない
- 子供はお腹にいる時から、周りの人たちの言葉を聞いていて、それが人格形成に大きな影響を与えている
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