マルモンさんの不安。心配なお気持ち。とてもよくわかります。
お子さんが大人しかったこともあり、きっとお母さんの言うことを素直に聞いてくれて、マルモンさんにも「この子には私が必要!」という思いが強かったのだと思います。
が、中学に入って子供が成長し、又、友達や先輩と触れ合う事で「周りと違う」という事も感じたでしょうし、この年になっても母親と近い関係にある事にも疑問をもったのではないかな?と思うのですね。
でも、これってとても正常な事ですし、子供が親から離れ、飛び立つ準備をし始める事は、親は認識しておかなければなりません。
なので、私はこのようにお返事しました。
マルモンさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。
マルモンさんの不安や心配とてもよくわかります。そして中学に入って変わっていく息子さんを見て、何か遠くに行ってしまったようなお気持ちにもなっているのだろうと思います。
今まで、一緒に勉強をなさるほど努力をされていて、成績も良かった様ですから、きっとマルモンさんは、中学でもその形でお続けになるおつもりだったのかもしれません。
ご自分の思い通りにならない現実をどうしたらいいだろう?とご相談を下さったのだと思いますが、私は、メールを拝見して「これって良い方に向かうのでは?」と思っているのです。
もちろん、マルモンさんの不安は良くわかります。成績がすぐれない事についてもご心配でしょう。
ですが子供は必ず成長して、いつかは親を追い越していきます。それは自分で生きていくようになる為です。
マルモンさんは、息子さんから拒絶されたようにお感じになるかもしれませんが、私たちの子育ての最終目的は、子供が自立する事なのですから、少しずつ子供と距離を取り、最終的には子供が親から離れていく事を考えていてほしいのです。
マルモンさんからのメールにも「心配性な私が過保護になり過ぎて、結局、小学校卒業まで子供にべったりになってしまいました」と書かれていましたね。
きっとマルモンさん、ご自身もちゃんと分かっていて、どこかで今の関係を変えていかなければいけないと感じておられたのだと思います。
本来、10歳近辺で起きる自己主張や親への反発があれば、親も子供に合せ易かったのですが、息子さんが従順であった事も有り、ちょっと遅くなったとのでは?と思われます。
今回、中学入学と共に、息子さんの変化に戸惑いを感じ、又、勉強時間の確保もできず、成績も下がってしまった事に強い不安をお感じになったと思うのですが、息子さんの変化は、親から離れていく為には、大事なプロセスなんです。
それが突然、大きな波のようにお感じになって、強い不安を感じていると思うのですが、今の状態が“子供が成長に向かう転機だ”と考えてほしいのです。