中学生になった息子が「干渉しないで」初めて言われた母の戸惑い

 

息子さんはあまり運動が得意でなかった、と書かれていましたね。そしてマルモンさんも「苦手な運動をするより勉強を頑張ればいい」と、運動を避けてきた経緯があるみたいです。

 

すると授業を終わった数時間、毎日運動に打ち込むことは、息子さんにとってはかなりの疲労感を感じるでしょうし、家に着く頃は勉強などできないほど疲れてしまうのでしょう。

 

ですが、運動に打ち込むことで体力が付いてきますし、骨や筋肉、内臓や心肺機能も成長します。又、友達、先輩などと交わることで、人とのコミュニケーションも上手になって行きます。

 

最初の数か月は楽ではないでしょうが、毎日運動する事で、必ず今の運動量にも慣れてきます。

 

勉強も、今は毎日疲れて帰ってくることで自主勉強からは遠ざかり、その結果が成績にも表れているのだと思いますが、体力が付いてきて「このままの成績じゃイヤだ!」と自分で考えるようになればきっと向上してくると思います。

 

息子さんはきっと優しい気持ちの持ち主で、お母さんの言葉に素直に従ってくれたと思います。ですが、ずっとお母さんに従っているだけでは、やはり“自立”は難しいのです。

 

自分で判断をし、考えて行動できるようになる為には、親に従うだけでなく、間違ってもいから1人でやってみる事がとても大事で、そこで沢山の失敗や成功を経験してほしいのですね。

 

そういう意味では、中学に入っての息子さんの変化は、大人になっていく為の段階として、とてもいいチャンスでもあるんです。

 

特に自分で陸上部を選んだ事は、本人が考え、判断したこととして認めてあげて欲しいんですね。

 

マルモンさんのメールには「今後、私はどうしたらよいか?」と書かれていましたが、このタイミングを好機と捉え、子供が自分で行動できるように見守ってあげて欲しく思います。

 

どうしても「こうしたら?」「ああしたら?」のように口を出したくなると思いますが、子供が自分の足で歩きだしたと認識し、ちょっと子供から離れてみる。子供を信じて、子供に任せてみたらどうでしょう?

 

私はいい方向に向かうんじゃないかな?と思います(^^)。

上記のお返事をしたのですが、マルモンさんとしてはすんなりとは受け入れられず、しばらくご自分の気持ちを切り替えるのに時間が掛かったようです。そして担任の先生。部活の顧問の先生にも相談をなさったそうです。

担任の先生には「息子さんは確かに今、成績が下がっています。でも授業態度はまじめですし、頑張ろうという気持もあります。お母さんとしては心配でしょうが、本人が自分から這い上がる姿を見てあげてください」と言われ、部活の顧問の先生にも「走りを見ると、運動をしてこなかった子は一目でわかります。でもだからダメだという意味ではありません。1年練習を続けると必ず体は変わってきますし、それが本人の自信になると思います。今の成績だけを見て判断するのではなく1年後2年後を見てあげてください」と言われたそうです。

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