獣医師が教える。寒がりな愛猫のために家庭でできる「寒さ対策」

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冬の寒さや乾燥が体調不良の原因となるのは、人間もペットも同じ。特に寒がりな猫のケアは飼い主の責任です。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、猫が快適に過ごせる室温や湿度と、簡単にできる「寒さ対策」を教えてくれます。愛猫とともに、アドバイスを生かして、元気にこの冬を乗り切ってください。

家庭で簡単にできる「猫の冬」を元気に乗り切る方法

寒さが厳しくなってきました。冬は気温の変化、乾燥もしやすいため、猫は体調を崩してしまいがちです。実は寒がりなんです。そんな寒がりな愛猫のために、どのような点に注意して家で冬を過ごせば良いのか?家庭でできる「寒さ対策」をお伝えしたいと思います。

1)快適な温度について

猫の平熱は、38~39度程度と言われています。子猫はそれよりも少し高く、老猫は少し低いのではないかと思います。猫が快適だと感じる温度は18~26度と言われています。老猫の場合は+2~3度くらい。生後間もない子猫の場合は、母猫の体温と同程度の温かさを維持する必要があります。

2)寒さ対策

お家でできる事は、猫がお気に入りの場所には、マットを敷いてあげる事。床の上にベッドを置く場合は、タオルケットや断熱マット、ダンボールなどを下に敷いてあげてください。これらは暖かさを逃さない効果があります。例えばベッドを湯たんぽなどで保温し、冷気が入らないように周りにパネルやダンボールで囲い保温してあげましょう。

★最後に

温度と同様に重要なのが湿度です。人間も空気が乾燥するとウイルスに感染しやすくなります。猫も同様です。50~60%の湿度を持続できるようにお部屋の環境を整えておいてあげてください。

image by:  Shutterstock.com

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satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

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