7.思春期からの性教育は?
小学校高学年に性教育をする場合は、まず親自身が、思春期の身体の成長について正しく理解することが必要です。初潮や精通については、学校の保健の授業で小学4年で学びます。親は、そのことを踏まえ、家では復習もかねて「学校で教えてもらった?ほかに知りたいことある?」「何かわからないことや心配なことは?」などと、普段から性教育について子どもに声を掛けておきましょう。
男子の場合は、マスターベーションについてその方法や、罪悪感を持つ必要がないこと、夢精については、自分の下着を事前に洗って洗濯機に入れておくことなどを伝えましょう。女子の場合は、初潮をきっかけにセックスや避妊についての話をしたり、強い月経痛や、貧血などを起こしていないか確認したりして、毎月の体調に気を配ることも大切です。
8.性について話そう
性について親子でオープンに話す家庭の方が、話さない家庭よりも性行動を慎重化させることがわかっています。また「セックスするな」「学生のうちは妊娠はダメ」などと制限したり、黙ってコンドームを与えたり、ピルを渡したりするのではなく、「なぜセックスすると思う?」という質問を投げかけましょう。
この質問によって、子どもが自ら妊娠や避妊、また、性暴力や性感染症の予防について考えられるよう親が導いていくことが大切です。性について家族で当たり前に話せる環境を整えましょう。
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