性教育のNGワード「赤ちゃんはコウノトリが運ぶ」は子供に悪影響です

 

ただ、気を付けてほしいこは「このように“子供が聞いてくるチャンス”は一度しかない」という事です。その“たった一度のチャンス”で怒ったり、ドギマギして失敗すると、子供はもう聞いてこなくなってしまい、ネットで嘘の情報にまみれる、という事です。なので、そのチャンスに向けて準備をしておくことと一緒に、子供がまだ質問をしてくる前にお風呂に入る時など“水着ゾーン”などについて教えるようにしてほしいのです。

とは言っても…多くのお母さんたちにとって、今回の話はちょっと衝撃だったと思います。「えっ、子育てってそんな事もやるの?」と思った方もおられると思います。性については、あまり表に出てこない部分(子育て本でも紹介されない)なので、突然な事に感じ、大きなハードルに思われるかもしれませんが、性もお金の貯め方・使い方を教えるのと同じで、学校では教えてくれません。

挨拶も同じこと。思いやりを教えるのだって同じ。学校で理解できなかった勉強を家庭で教える事も同じなんです。そう考えていただくと「あ、そうか…」とお分かりいただけると思うのです。結局は「親が意識するかどうか」なのです。

それでも、最初はまだまだ抵抗があるでしょうし「どう話したらいいんだろう?」と思うでしょう。突然「私が教えるの?」と思ったら頭もごちゃごちゃですよね。

そんなお母さんには是非、読んでいただきたい本があります。それは『お母さん、学校では防犯もSEXも避妊も教えてはくれませんよ』という本です。タイトルはとてもショッキングですが、でもまったくの事実で、何の脚色も誇張もされていません。その位、私たちは性についての「現状を知らない」のです。上記の本には“水着ゾーン”も出てきますし、何より性について「親の考え方」を変えてくれる本で、私は是非一度は読んでいただきたいと思っています。ただ、その中に書かれていることは、性教育の始まりから緊急避妊ピルまで、情報は満載ですので、今の子供に合わせてどう教えたらいいか?はわかりにくいです。

 

print
いま読まれてます

  • 性教育のNGワード「赤ちゃんはコウノトリが運ぶ」は子供に悪影響です
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け