性教育のNGワード「赤ちゃんはコウノトリが運ぶ」は子供に悪影響です

 

私の今回のメルマガで「性教育の必要性はわかった。でもその進め方はわからない」と思われる方は、性教育を積極的に推進されている産婦人科医師・高橋幸子氏が制作にかかわられた『性の絵本』を子供一緒にお読みになることをお勧めしたいです。

この『性の絵本』の何が素晴らしいか?というと、内容はもちろんの事。書かれているすべて(イラストも文章もレイアウトも)を先に確認しておくことができるからです。ですから子供の年齢や知識に合わせて選ぶことができて、間違いがないのですね。

そんな『性の絵本』は理解順に6つに分かれています。最後の『性の絵本6』は、望まない妊娠や、避妊に失敗してしまった場合について(かなり知識がある子向け)。『性の絵本5』では自慰のやり方。『性の絵本4』では実際の性交や避妊の仕方、性的同意についてもで出てきます。非常に内容の濃いものですから、全部を教えようとすると、子供が(親も)付いていけなくなります。子供の成長に合わせて『性の絵本1』から、一緒に親も学ぶつもりで1冊を時間を掛けて読んで頂くといいと思います。大人であっても、知らなかったこと。初めて聞くことが一つや二つではないと思いますし、女性は男性の性について「そうだったの!?」と初めて知る事が有ると思いますし、男性でも「もっと早く知っておきたかった」と感じることがあるはずです。

そんな『性の絵本1』では、まず男性と女性の違いについて書かれています。そして赤ちゃん(自分)が生まれるまでの事が書かれており「そうやって生まれたあなた自身はとても大切な宝物なんだよ」と教えてくれています。その上で、水着で隠れるところは大事なところ。という事。好きな友達がいても、いきなり抱き着いたりしたらびっくりさせてしまうからいけないよ、という事。人との距離感についても教えてくれています。「大事なところを触ってはいけない」とは言っても、悪いことをしようとする人もいるから、嫌な気持ちだったら大声を出したり、逃げていいんだよ、ともあります。決して性だけの事ではなく、親が「説明が難しいけど教えておきたい」と思うことまでイラストと短い言葉で簡潔に説明されているのですね。この『性の絵本1』だけでも、とても大事な事がぎっしり詰まっていて、どんな絵本よりいいかもしれない、とさえ私は感じています。

『性の絵本』は下記のホームページで見ることができますので、じっくりご覧になってください。

性の絵本 株式会社キンモクセイ

 

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