何たる敗北感。英語ではイカを2種に区別して呼び分けていた衝撃

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世界でも類を見ないほどの魚介類好き民族として知られる日本人。ことイカに関しては、かつて「漁獲量の半分は日本人の胃袋に収まる」と言われたほどの人気を誇りますが、英語圏ではイカがさらに2種類に分けられいることをご存知でしょうか。今回の『藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」』では作家でトレーダーの藤沢さんが、英語ネイティブの知人との食事中に初めて知ったという、2つに区別され呼び分けられているイカのそれぞれを表す単語を紹介しています。

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ブログではいえないお店:魚介を愛する日本の食文化がイカで英語圏に負けた話

ちょっと日本のオススメのレストランをエリア別にわけて整理していて(けっこうたくさん閉店していたりなかなか大変です)、その第一弾を今週号ぐらいでお届けできるかな、と思っていたのですが、まだちょっと時間がかかりそうです。

さて、そこで今週は、スプラトゥーン3が発売されることもありイカの話をしたいと思
います。

スプラトゥーン3 予約

まず、前提の話として、言葉というものはその国の食文化に深く影響を受けるので、海に囲まれ豊富なシーフードに恵まれた日本は、それぞれの魚にちゃんと名前があり、ふつうの庶民でさえ最低でも何十種類という魚の名前を知っています。また、トロ、えんがわ、など部位にも名前がついています。一方で、英語だと、あんまり魚を食べる文化が発達していないからなのか、ツナとサーモンと、白身の魚はぜんぶ“White Fish”ぐらいなもんです。逆に、アメリカなんかだとステーキにめちゃくちゃこだわっているので、こちらは肉の部位やら焼き方やらに関してたくさん単語がありますね。

それで、シーフードに関しては英語は貧しいボキャブラリーしかない、と僕は思いこんでおりました。しかし、先日、英語ネイティブの知人と中華を食べていたところ、日本人として不覚にもシーフードで足元をすくわれる事件が起きました。

中華と青島ビールは最高ですね。2枚目のイカと唐辛子の炒め物で事件が起きました。

それはイカのそんなに辛くない青い唐辛子の炒めもので、青島ビールといっしょに食べると最高なのですが、そこの中華料理屋は英語のメニューもあって、SquidとCuttlefishで選べました。で、英語ネイティブの知人が、“Which do you prefer, squid or cuttlefish?”と聞いてくるではありませんか。僕は、“What is cuttlefish?”と思わず聞いてしまいました。

僕は料理関係の英語はかなり得意なので、なんかド忘れしたのかな、と思ったのですが、じつは知らなかった単語で、なんと英語圏では、イカを2種類に分類していることを知りました。日本はイカとタコの区別しかないのに、あんな貧しいシーフード文化の英語圏のやつらは、イカとタコだけでなく、タコ、イカ、カトルフィッシュと、3つに分けているのです!これは不覚でした。

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