「ママ友」は「友」じゃない。付き合いがつらいときの接し方は?

 

「ママ友」っていう言葉に惑わされがちですが、「友」という漢字が入っているとはいえ、自分一人の意志で選んだわけではない繋がりだったりします。それは会社の同僚とか、取引先とかと条件は同じ。

「あなたと趣味が合いそうだから同僚になろうよ!」と言って同僚になるわけではないですよね。でも、仕事をしていく中で、いろんな困難に一緒に立ち向かったり、力を合わせて目標に取り組んだりすると、強い絆が生まれる。

お子さんを通した「ママ友」との繋がりも、「子どもについての悩み」を相談しあったり、「行事に一緒に取り組んだり」ということで深くなることもあるかもしれません。そう考えれば、自分と趣味の合わない人たちであろうと、ちょっと肩の力を抜いてうまくやっていくことはできるのではないでしょうか。

また、「これから先、子どもの世界が広がっていくと、親である私もいろいろな人と会わなければならないかと思うと、気が重いです」とありますが、お子さんが世界を広げていくことは阻まないでいただきたいな、と思います。

あなたの趣味の友達は、あなたの趣味の場で見つける。子どもを通したママ友にそれを求めるのは、ちとハードルをご自身で上げちゃってるかもしれません。パートナーとは趣味も合い、穏やかな時間を過ごせるとのこと。そうだとしたら、その話題はそこでぐっと深めることで、パートナーとの絆もぐっと深まっていくじゃありませんか。

まだ見ぬ人たちと出会うことに気を重くするのではなく、すぐそばにいる味方を大切にしてくださいね。

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有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長 公認心理師(登録番号: 29160号) 。日本アドラー・カウンセラー協会認定シニア・アドラー・カウンセラー。日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメント・ファシリテーター 平成元年 三菱電機株式会社 入社。その後、ビジネス誌編集、語学専門学校専任教師など、20年以上にわたるビジネス経験を経て、自身が働く中で壁に当たった際に出会ったアドラー心理学を修得。 現在、日本におけるアドラー心理学の一大拠点であるヒューマン・ギルドにて、アドラー心理学研修講師(企業・自治体、教育機関、個人等)、カウンセリング、書籍執筆などを担当。

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