文筆家が発見。気負わず「書いたノートを読み返す」ことの面白さ

 

読み返しているこのノートそのものは、即座に捨てるわけではありません。必要に応じてスキャンすることもあるでしょう。よって、再度読み返したくなったら、ノートそのものを読み返せばいいわけです。この時点ですべてを事細かく取り上げる必要はありません。それよりも「現時点」の私の関心に触れるものだけを取り上げて、Scrapboxに書き留めておく方が有用でしょう。

で、実際やってみたらそこまでの時間はかかりませんでした。せいぜい15分くらいでしょうか。

だいたいにおいて、「本格的なレビュー」というのはいかにも時間と労力がかかりそうであり、そのコスト予測が行為の着手をためらわせてしまうわけですが、今回のような「ノートを読み返して、ノートを書く」くらいであれば、小さいブックレットの読書メモを作っているような感覚で取り組めることがわかりました。これは大きな発見です。

どうも昔から情報貧乏性とでも呼べる性質があり、「大切そうなものはすべてピックアップすべき」という心理を持っていたのですが、結局その心理によってノートの見返しがうまく促進されていなかった状態があります。今回の発見は、そうした心理を少しは動かしてくれそうな予感があります。
(メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』2023/08/07号より一部抜粋)

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

倉下忠憲この著者の記事一覧

1980年生まれ。関西在住。ブロガー&文筆業。コンビニアドバイザー。2010年8月『Evernote「超」仕事術』執筆。2011年2月『Evernote「超」知的生産術』執筆。2011年5月『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』執筆。2011年9月『クラウド時代のハイブリッド手帳術』執筆。2012年3月『シゴタノ!手帳術』執筆。2012年6月『Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術』執筆。2013年3月『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』執筆。2013年12月『KDPではじめる セルフパブリッシング』執筆。2014年4月『BizArts』執筆。2014年5月『アリスの物語』執筆。2016年2月『ズボラな僕がEvernoteで情報の片付け達人になった理由』執筆。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 』

【著者】 倉下忠憲 【月額】 ¥733/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 月曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 文筆家が発見。気負わず「書いたノートを読み返す」ことの面白さ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け