読み返しているこのノートそのものは、即座に捨てるわけではありません。必要に応じてスキャンすることもあるでしょう。よって、再度読み返したくなったら、ノートそのものを読み返せばいいわけです。この時点ですべてを事細かく取り上げる必要はありません。それよりも「現時点」の私の関心に触れるものだけを取り上げて、Scrapboxに書き留めておく方が有用でしょう。
で、実際やってみたらそこまでの時間はかかりませんでした。せいぜい15分くらいでしょうか。
だいたいにおいて、「本格的なレビュー」というのはいかにも時間と労力がかかりそうであり、そのコスト予測が行為の着手をためらわせてしまうわけですが、今回のような「ノートを読み返して、ノートを書く」くらいであれば、小さいブックレットの読書メモを作っているような感覚で取り組めることがわかりました。これは大きな発見です。
どうも昔から情報貧乏性とでも呼べる性質があり、「大切そうなものはすべてピックアップすべき」という心理を持っていたのですが、結局その心理によってノートの見返しがうまく促進されていなかった状態があります。今回の発見は、そうした心理を少しは動かしてくれそうな予感があります。
(メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』2023/08/07号より一部抜粋)
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