アホ丸出し厚労省の「飲酒ガイドライン」を京大教授が完全論破。酒豪も下戸も“コロナ以来の真っ赤な大嘘”に警戒せよ

 

“ガイドライン遵守”で、逆に健康を損なう恐れ

にも関わらず、この厚労省のガイドラインは、そんな人間の「常識」を完全に無視し、飲酒を止めることの「デメリット」を度外視し、どれほどの「メリット」があるのかについて何も言及せずに、強制的に飲酒をヤメろと主張しているわけです。

そんな事すれば、伏見や灘の作り酒屋から大手酒メーカーを含めた酒産業や、居酒屋やバーやレストラン等のあらゆる種類の飲食業が深刻なダメージを被るのはもちろんのこと、酒場で繰り広げられた様々なコミュニケーションが失われ、それによって支えられてきた良質な社会活動や組織運営、効果的なビジネスや政治判断や、ひいては高度な学術活動を激しく毀損する事になります。

さらに言えば、本日、医師の和田先生が主張されていたのは、飲酒には「健康増進効果」があるという話。

良好な「飲酒コミュニケーション」は、精神的健康を高め、うつ病をはじめとした精神疾患の発症リスクを引き下げます。そして精神的健康の維持や幸福感の増進は「免疫力」を高め、それを通してがんの発生リスクが低下するというメリットを持つのです。

そしてもちろん、免疫力はがんの発生リスクのみならず、風邪やインフルエンザやコロナをはじめとしたあらゆる感染症のリスクを引き下げることにもなります。

そう考えれば、飲酒を全くしないことで、かえってトータルとしての健康が劣化することすらあるわけです。

にも関わらず、「ロング缶一本以上飲むのはやめましょう」なぞという単純極まりないメッセージを発するなど、バカとしか言いようがありません。

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