大企業が「詐欺まがい」のことをし始めた社会で“生き残る”方法は?

 

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

人間以上の知能を持つようになるらしいAI(人工知能)に、収益を最大化するビジネスモデルを構築するように指示すれば、合法的かつ効率的に消費者の脳をハックする手法が提案されるのは間違いない。そのときもっとも大きな被害をこうむるのは、認知的な脆弱性を抱えるひとたちだろう(橘玲)

計算すればわかるが、タイムシェアのリゾートはものすごく割高な買い物で、経済的な合理性はない(橘玲)

これについての私の対策はシンプルで、「大きな買い物はしない」になる(橘玲)

物事を簡単に受け入れてしまわないためには、「不確かである」という状態を意識的に保とうとすべきだ

詐欺師が自信にあふれていると、その話に信憑性があるように感じられる

人間には、目の前にある情報にもとづいて判断を行い、無関係な情報や邪魔な情報は無視する傾向がある

他の多くの“サイキック”パフォーマーと同様、エドワードは事前に観客の情報を収集し、客席にサクラを仕込むことで、みずからの予言が当たる可能性を高めている

「祝日の前後」「国のために何かを祝うような日」に該当する日は、よく考えてみると暦の大半を占めている

人は、一見するとまれに思える出来事が起きる確率を推測するのが苦手だ。たとえば、会議中に、ある同僚と誕生日が同じであることがわかったとする。驚くような偶然の一致だと思わないだろうか。だが実はそうでもない。もし、その会議に23人が出席していた場合、そのうち2人の誕生日が同じである確率は50%以上になる。(中略)50人いる場合は、誕生日が同じペアがいる確率は95%以上になる

重要な情報を省略して、それについて考えないように仕向ければいい

人は「わかりにくいもの」にお金を出す

「ちょっとずつ変える」とわからない

「くり返す」と真実になる

類書で書かれていることも多数登場しますが、よくまとまっていて読みやすい。

企業やセールスマン、詐欺師が仕掛ける典型的手口を知りたい方に、おすすめの内容です。

ぜひ、読んでみてください。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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