明治生まれのパン「シベリア」を100年変わらず作り続けるパン屋さんに人が集まる理由

 

明治生まれの「シベリア」の脇を固めるのは、昭和の懐かしいパンばかり。

甘食やぶどう食パン、あんぱん、クリームパン、カレーパン、コロッケパンなど。

いまどきのお洒落なパンはありません。

一番の売りである「シベリア」を作ることに時間が掛かるため、他のパンにまで、手がまわらないという裏事情もありますが。

それでも、毎日たくさんのお客さまがやって来ます。

それは、「シベリア」のあるお店として、知られていることと、昭和の安心できる味を提供していることで、お客さまが納得しているからです。

新しい味を求めていないのです。

このお店に来れば、古くても安心できる美味しさを手に入れることができます。

お店は、いまのスタイルを守り続けています。

見ためは庶民的な町のパン屋さんですが、100年以上の歴史を持つ老舗です。

初代から受け継いだ「シベリア」の味を、手を加えることなく、作り続けているのです。

パン業界の宝であり、日本の食文化の財産とも言えます。

一見、どこにでもある小さなパン屋さんです。

地味で垢抜けない見ためかもしれませんが、その中には伝統を守る強い意志があり、古き良き食文化を100年以上も守ってきた老舗なのです。

ずっと残り続けて欲しいものです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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