なれ合いの密室政治を破壊する“危険分子”としての石丸氏
既成政党と手を組まず、石丸氏がどこまで政界でのし上がっていけるのか。
きわめて困難な挑戦ではあるが、政界のガラガラポンを促し、自民党に象徴されるこの国の古い政治とおさらばするには、妥協を知らない石丸氏のような“危険分子”が必要かもしれない。
与野党対立の裏側で続いてきたなれ合いの密室政治。交渉、調整をはかるための夜の飲み会で、清濁併せ呑む老獪な政治家が、双方の顔が立つ玉虫色の妥協案を示して手打ちをする。そんな国民不在、党利党略の政治をいつまで生きながらえさせるのか。
石丸氏が証明したように、今や、カネがなくとも能力と情熱があれば、SNSで多くの支援者と寄付金を集めることができる。政治力を再定義し、政党のあり方を見直す時期が訪れているのではないか。
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image by: 【公式】石丸伸二 後援会(@ishimarukoenkai)- X