旧清和会安倍派の「石破おろし」が80’sくさい件。1980年を再現へ?スーツ仕立券が呼び込む政局、3つのシナリオ

 

「石破よりも最低な政治家」と言えば…

かといって、この2025年3月の世論が、「じゃあ、石破さんはかわいそうな立場なんだ」などと物分かりの良い受け止めをするかというと、それは不可能です。

国が沈みつつある中で、誰もが自分の生活を守るのに精一杯だからです。

そうではあるのですが、こんな最悪の状況の中で、依然として

「パーシャル与党でいいとこ取りをすれば、次の選挙も、その次の選挙も安泰」

などと思っている人々。あるいは、

「国民に不満がたまっている中では、野党として思い切りほえるのが有利」

と思っている政治家は、やっぱり最低なのだと思います。

そうではなくて、過酷かつ巨大な現実の中で、少なくとも諸課題を選択可能なオプションに持っていく努力をしている人が、必要なチェックを受けつつも、必要な権限の委任を受けるためには何をどうしていったらいいのか?が重要です。

その重たい解題は、我々にも突きつけられているのだと思います。

【関連】石破首相の「致命的失政」か?自公立「大連立への布石」か?高額療養費見直し「二転三転」の真意を読み解く

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東京都生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学大学院卒。1993年より米国在住。メールマガジンJMM(村上龍編集長)に「FROM911、USAレポート」を寄稿。米国と日本を行き来する冷泉さんだからこその鋭い記事が人気のメルマガは第1~第4火曜日配信。

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