これらの事象を古畑氏と宮塚コリア研究所事務局が共同で整理すると、時間軸は下記のようになる。
- 2011年12月
金正日が亡くなり、息子の金正恩が最高指導者となる(この代替わりで各種ミサイル開発の進捗強化や核実験の再開がなされるようになる)。 - 2014年
徐々に米国系外資の撤退が始まる(当然、他の国も追従する)。 - 2016年
韓国内に「戦争勃発」の話が出る。 - 2017年
2月に金正男が暗殺される。
8月は弾道ミサイルの開発を公言している北朝鮮政府は「グアムに向けてミサイルを発射する」と米国に向けた挑発を先鋭化する。そして古畑氏は、米国国防総省関係者も含め「戦争準備」を聞く。
9月、軍警察が韓国に増員異動になる。
9月は6度目の核実験を実施する。
10月、米国某市から深夜の臨時便で韓国に米国軍兵士が移動する。
このようにしてまとめて見ると、「北朝鮮の動きは米国に対して確実に『戦争の口実』を与え続け、そして米国は戦争開始に向けて着々と準備を整えているように感じる」と語った。そして2017年の9、10月に兵士そして軍警察の移動が始まったというのはその時点から以前とはまったく違う戦争開始により近づいたステージに上ったといえるのではないか。
米国と北朝鮮の戦争は避けられないのか注目である。
(古畑貴志、トッド ツォグト ダバツレン、ツバンボラー ダバー、石田健二、福井和美、宮塚コリア研究所事務局)
古畑貴志(Takashi Furuhata)
Ph.D 米国ワシントン大学にて統計学で博士号取得、同大学で後輩のボブサップの通訳を務めたことも。ハワイ大学、ユタ大学での米国国防総省との共同研究から米国軍関係にコネクションを持つ、日本三大総合商社の1つでマネージャーを経験、キックボクシングのプロライセンスを持つ。在米生活19年、モンゴル金融経済大学(University of Finance and Economics in Mongolia)准教授。
トッド ツォグト ダバツレン(Todd Tsogt Davaatseren)
モンゴル ウランバートル出身 モンゴル国立大学 会計学専攻
ツバンボラー ダバー(Tseveenbolor Davaa)
モンゴル ウランバートル出身 米国ユタ大学 経済学博士号取得
石田健二
宮塚コリア研究所事務局長
福井和美
宮塚コリア研究所事務局