日大の大塚学長が緊急会見「責任を痛感している」AbemaTVで中継

2018.05.25
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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日本大学の大塚学長が緊急会見。一連の騒動をはじめて謝罪

日本大学アメリカンフットボール部の「悪質タックル問題」に関連して、日大の大塚吉兵衛学長が5月25日午後3時半より記者会見をおこない、「関西学院大学アメフト部への危険な行為、反則、そして選手にけがをさせてしまったことに関して私も非常に責任を感じております。被害選手、保護者、関西学院大の関係者には謝っても謝りきれない事態を招いてしまったことを本当にお詫びしたい。被害者は来週くらいには練習に参加できそうということで安堵しているが、1日も早い回復と選手としての復帰を願っています」と謝罪した。

大塚学長は「大学の対応が遅れ、父兄や生徒に迷惑と心配をおかけしている。また、ケガをさせた学生についても、会見に出させて追い込んだことに責任を痛感している」と、学校側の対応についても改めて謝罪した。

また「1日も早く学生、生徒、本学への信頼を回復すべく真摯に取り組んでいきたい。私どもへの批判は真摯に受け止めるが、学生への非難にならぬようご協力をお願いしたい」として学生への報道などに配慮を求めた。

さらに「4年生の就職活動に問題があるなど現場から声が上がっており、大学としてもカバーしなければならない。1日でも早く、安心して学生生活を送れるよう、事故の再発防止とアメフト部のみならず、34の運動部にフェアプレー精神を伝え、信頼を回復すべく真摯に取り組んでいきたい」と再発防止に取り組む考えを示した。

また、加害者の選手と監督やコーチら指導者の会見で話が食い違っている点について「監督と選手の話には齟齬がある。コメントは控えさせていただきたい」として、説明は避けた。

そして、反則行為をした選手については「大学に来るという意思があれば連絡をとり、今後のことを相談したい。空白期間があるので補完をする。(まだ日大で)学びたい意向があれば本学で学んでいただきたい」と語った。

日大のアメフト部の今後については「関東学生連盟の裁定を待っている状態。どのような判断が下されるか、来週には出てくる。それを見据えながら今後の対応を考えたい。部活動の永久停止については考えていない。できるだけ早い時期に活動を再開してほしいと考えている」とした。

さらに、「いろいろなご批判を受けている監督、コーチは、今まではそういうことを指摘されるようなことは聞いていなかった。今回のは、まさかと感じている。2人は経験豊富だったが、指導の在り方については今後も再度検証したい」とした。

サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資して設立した株式会社AbemaTVが運営するインターネットテレビチャンネル「AbemaTV」は、「AbemaNewsチャンネル」でこの記者会見の模様を生中継で放送した。

AbemaNewsチャンネル」では、夕方以降のニュースでも同会見の様子などを伝えるとしている。(随時更新)

image by: AbemaTV

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