ちょと待ってちょと待てスリーエフ。「肉じゃが」の発祥が舞鶴だと!?

2015.03.24
by sakky(まぐまぐ編集部)
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スリーエフが本日より発売したホットスナック「京都舞鶴発祥 元祖 肉じゃがコロッケ」が小さな波紋を呼びそうだ。

この「京都舞鶴発祥 元祖 肉じゃがコロッケ(PFD)」は明治時代に舞鶴市で誕生した『肉じゃが』を、当時のレシピを元に味付けしてコロッケに仕立てたもの。コロッケのサクッとした食感に、玉ねぎや人参などの野菜のシャキシャキした歯ごたえもあり、それでいて肉じゃがのほんのり甘い味が口全体に広がる絶妙な味わいがある。価格は1個108円(税込)。

へー肉じゃがの元祖は京都舞鶴なんだーと思っていると、広島県の呉市の人たちに怒られるかもしれない。

実はこの肉じゃが発祥地については、京都の舞鶴市と広島の呉市のどっちも「ウチが発祥」と主張しあってるんだって。肉じゃがの由来の1つとしてあるのが、「海軍の父」と呼ばれる東郷平八郎元帥が、英国留学時代に味わったビーフシチューを参考に作らせたという説。この東郷平八郎が初代鎮守府長官として赴任していた京都舞鶴市と、舞鶴の前に参謀長として赴任した広島・呉とで、どっちが先かという論争が両市で今でもあるんだそうな。

ただ両者とも確固たる証拠がないため、ホットでカラッとした平和な論争を繰り広げていたそうなのですが、そんな中、突如発売されたのが、この「京都舞鶴発祥 元祖 肉じゃがコロッケ」。一応、「現在の海上自衛隊第4術科学校(舞鶴市)に残るレシピを参考に味を再現」とあるので間違いではないようですが、「舞鶴発祥」と書かれてあると呉市の人たちもだまってられませんよね。ちなみにスリーエフは主に首都近郊での展開なので、呉市は全国チェーンのコンビニと手を組むと形勢逆転なるのかも。

実はこの「肉じゃが戦争」は1997年から18年間も続いている、一種の町おこしイベントのようなもの。美味しければどっちでもいいような気もしますが、肉じゃがひとつにこんな裏話があるなんて、これを知って食べると味がもっと深くなるかもしれませんね。

 

まぐまぐ編集部/崎田とき

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