金払いの悪いどケチな経営者は、ちっぽけのまま成長できない

 

損得勘定抜きの価値判断がなければ、物事の本質を捉えることはできませんし、必要なことに対してお金を払うときも消費感覚でしかいられません。損をしないように、元を取らないと……なんて考えているようでは、成長や発展など期待できません。

たとえば、広告や備品などの経費を支払うとき、いかに損をしないようにするかばかり気になったりすると、いわゆる生き金になりませんから、費用対効果も期待できませんし、自社、自己の都合ばかりなので、仕事を依頼しても納期が遅れたり、クオリティが低かったりという問題が起きます。また、それが原因で取引先との溝ができる可能性もあります。

そして、何より自分自身がどんどんとちっぽけでケチな人間になってしまいます。

必要なお金を使う時、あるいは仕事を発注するときは、「このお金を支払う機会を得ただけでも十分である。そのことを思えば、たいしたはことない」などという風に、ドンと構えておきたいものです。

それくらいの方が、発注先の相手も気持ちよく仕事をしてくれるし、クオリティが下がることもありません。納期に遅れることもありません。

そうやって取引先とも良好な関係が継続して、互いに成長していくことが出来ます。さらには、自分自身の視野や思考の幅を狭めないことや、行動力の低下を防ぐことにも繋がってきます。

つまり、両者(両社)にとって、とてもプラスなのです。

いうなれば、お金を支払うという行為や仕事を発注する、あるいは依頼をするという行為は、相手との関係をより深めたり、互いに成長していく為のコミュニケーションの一つであると同時に、自分自身の行動力低下を防ぎ、思考、視野の幅を拡げるきっかけでもあるのです。

そして、これは損得勘定(感情)を持っていては、決して得ることのできない貴重な機会なのです。

発注、依頼、支払い時には損得勘定(感情)にならないよう十分気をつけましょう。

今日のまとめ

『損得勘定(感情))抜きで発注、依頼、支払いをする。』
・従業員、取引先、協力会社に気持ちよく仕事をしてもらうために必要なことはどんなことか? 考えノートに書き出す。
・上記で書き出したことをヒントに支払いや発注などの出費に対して損得勘定抜きの判断基準を設ける。

image by:Shutterstock

 

『ビジネス真実践』
当メルマガでは、常に営業・マーケティングの本質部分に迫ります。小手先のテクニックを求める方、向上心の無い方、行動力の無い方は、時間の無駄になってしまいますので、絶対に登録しないで下さい。
≪最新号はコチラ≫

print
いま読まれてます

  • 金払いの悪いどケチな経営者は、ちっぽけのまま成長できない
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け