5.ブロッコリーの茎や葉は捨ててはいけない
ブロッコリーは栄養的に大変優れた野菜で、抗ガン作用、風邪の予防、美容にも効果的なビタミンCがレモンの約2倍、カロチン(ビタミンA)、ビタミンB群、リン、カリウム、食物繊維などもたっぷり含んでおり、皮膚や粘膜の抵抗力を強める、血糖値を正常に保つ、便秘の改善などの効果が期待できるそう。
また、ビタミンの一種である葉酸が他の食材に比べ非常に多く、葉酸は、細胞が分裂して新しく増殖する時や赤血球が増殖する時に必要不可欠なビタミンで、貧血、動脈硬化の予防効果があるとのことです。
ゆでて食べることが多いと思いますが、油を使うと体への栄養吸収が数倍違って、豊富に含まれるカロチンは油で炒めることで吸収力を上げてくれるそう。通常、花蕾(からい)というつぼみの集まった部分を食べますが、茎や葉の部分にも栄養がたくさん含まれているそうですので、捨てずにぜひ食べてみてはいかがでしょう。
6.ニラはビタミンの宝庫
二ラは、東洋医学的に温性で、胃腸を温めて機能を活発にする効果があり、冷え症の方にはとても良い食材なのだそう。
ニラには、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンB群、C、Eなどの栄養がバランスよく豊富に含まれているのが特徴で、独特の香りは硫化アリルという成分で、ビタミンB1の吸収を高める効能があり、ビタミンB群が多い牛肉や豚肉を一緒に使うレバニラ炒めは、とても理にかなった料理といえるそうです。
硫化アリルとビタミンEは、血液をサラサラにして血栓を防ぐ効能があり、βカロテンは、皮膚や粘膜を正常に保ち、外部からのウィルスの侵入を防ぎ免疫力を高め、ビタミンB群は、糖質(炭水化物)や脂質からエネルギーを作ったり、たんぱく質を材料にして、皮膚や筋肉、骨、ホルモンなどを作る栄養といわれていますね。
ビタミンCは、白血球の働きを活発にして免疫力を高め、抗ガン作用やコラーゲンの合成を助け、丈夫な体の組織を作ったり、ストレスに対抗するホルモンを作ることも知られています。
7.アスパラガスは焼いたり揚げたりが◎
アスパラガスは、カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、アスパラギン、ルチン、食物繊維などが豊富に含まれる栄養価の高い食品なのだそう。
体内でアスパラギン酸というアミノ酸に変わるアスパラギンを多量に含んでおり、この成分が新陳代謝を活発にしてたんぱく質の合成を助ける働きをしてくれるため、その結果、滋養強壮、体力回復、美肌に効果があるのだそうです。
調理方法は、茹でると水溶性ビタミンを失ってしまうので、焼いたり揚げたりといった調理方法がお勧めで、カロテン、ビタミンCと合わせて摂ることで抗腫瘍作用も期待できるので、これらの成分を多く含む食品と一緒に食べると、より効果的らしいです。
『美容と健康ひとくちメモ』
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