「チップを受けとらない」「マスク着用」…外国人が感じる日本のフシギ

2016.04.05
by erihiro(まぐまぐ編集部)
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近年、訪日外国人観光旅行客の数は増え続けていますが、2015年には年間の観光客数が過去最高の1,973万7千人となり、45年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転しました。そのような観光ブームを迎えている日本ですが、海外の人はどんな予備知識を持って日本にやってくるのか、気になりませんか? 外国人が日本に来る際に心がけていることを解説します。

海外の人の視点から見る日本文化の不思議

シンガポールの旅行予約サイト「skiddoo」では、「”無礼な外国人と呼ばれず日本滞在を乗り切るには?」というタイトルで、いくつかのアドバイスを掲げています。

日本旅行で気をつけていること 

背筋を正してウエスト辺りからお辞儀をする

「きっとこれは最も有名な日本の文化で、すべての観光客が気をつけなくてはいけないこと。日本ではお辞儀は複雑なもので、たくさんのルールがある。子供は小さい頃からお辞儀の仕方を学び、それは社会人になっても、会社ではお辞儀のための特別な研修がおこなわれるほど。外国人はお辞儀をすることを期待されてはいないが、もし行うと良い印象を与える。背筋を正して、両手を横に。ウエストのあたりからお辞儀をしよう。深いお辞儀は尊敬の念を表す。もし、ちゃんとしている自信がなかったら、とびっきりのスマイルで、”ハロー”と言おう」

支払いの時は会計トレイにお金を置く

「支払いの際には、会計トレーにお金をおきましょう。会計トレーを無視して、レジ係にそのままお金を渡すのは無礼。旅行するなら、会計トレーに注意して支払おう」

エスカレーターは左に立つ

「エスカレーターを使うとうき、欧米では右に立つが、アジアでは左に立つ。もう一方は急いで歩く人のためにあけられている」

イチャつくときはドアを閉める

「日本の文化では、キスやそのほかの愛情表現を公共の場ですることは、とても失礼にあたる。ほっぺにチューはOKだが、それでも少々恥ずかしいと考えられている。日本人はセクシャルなことについてはとても慎重。コンドームが自動販売機で売られており、お店で購入しなくてもいい。有名な日本のラブホテルは、家族と同居している者やプライバシーが欲しい人のために作られた。恋人と日本を訪れるときには、愛情表現に気をつけようドアを閉めてイチャつくのが望ましい

ルールがわからなくても、謙虚でいれば、物事はスムーズに

「自慢しない、うるさくしない。常に笑顔で、興味を持った態度で日本人と接しよう。もしあなたが外国人で、文化のルールがわからない場合、日本人は許す。謙虚であることが、日本文化の複雑さをスムーズにする助けとなる

Go Abroad.comでも、「日本に行く前に知っておきたいこと」と題して、日本文化に関する疑問について説明しています。 

日本文化に関する外国人の疑問

なぜ医療用のマスクをつけているの?

「日本に着いたら、初めに気づくことかもしれないけど、パニックにならないで。変な病気が流行っているわけではないから。日本人は風邪やバクテリアを避けるために着用している。でも、大きな理由の一つは、風邪をひいたら他の人にうつしたくないから他人のことを思って、マスクを着用している。100円ショップでも買えるので、必要だったら買ってみて」

なぜみんな静かなのか?

「一般的に、外では室内で話すような声で話すこれは西洋人にとっては難しいかも。私たちはたいてい大きな声で話すから。もしあなたが静かに話していると思っても、日本では違うかも」

なぜチップを受け入れないの?

「日本ではチップ文化がない。実際にチップをあげることは、失礼なジェスチャーにあたる。ウェイターやタクシー運転手がチップを返してきても、驚かないで。日本では、いい仕事をするのに金銭的なインセンティブを得ることは必要と思われていない。でも日本人はこのことを心得ているので、深刻に取らないので、ご安心を。余分にお金を渡すと、彼らは笑顔でそれを返すはず。悪意はない」 

なぜクレジットカードが使えないの?

日本は現金主義の社会。クレジットカードを使えないところが多い。なので、何か買う時には両替が必須」

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