激務の公認会計士が、いかにしてTOEIC200点アップを実現したのか?

 

会計英語の短期勉強

会計・監査実務を通じて必要な英語勉強と、TOEICのような試験で得点を上げる英語勉強は異なると思います。

僕のいた監査法人の国際部では、誰が作ったか「会計用語集300」という研修用資料の英単熟語集を持っていました。

例えば、Accounting policy(会計方針)、Accounting principles(会計原則)、Accounting period(会計期間)、Bad debt expenses(貸倒引当金)、Capital stock(資本金)…

というように、ABC順で会計に関する必須英単熟語が網羅されて記載されています。

更に、「英文フレーズ集」という資料もありました。

例えば「Controls are designed,implemented and operateing effectively」(統制は有効にデザイン、業務に適用され運用されている)といった具体のセンテンスがひたすら書いてあります。

つまり、監査の各局面で必要になる言い回しに特化して使える英語のフレーズをまとめた資料でした。これらを国際部の同期にシェアしてもらい、短期集中で覚えると同時に、常に持ち歩き参照していました。

もちろん、これらを覚えたからと言ってTOEIC頻出ではありませんし、更に一般的な英語とは違いますから、英会話でもあまり役に立ちません。

しかし、目の前にある実務での役立ちは抜群で、メールを読んだり、アニュアルレポートや英文会計資料に何が書いてあるのかを理解したりというスピードが高まりました。

結果、TOEICの点数は600点台前半に留まる状況でしたが、差し迫る実務は乗り切ることができたのです。英語に対する拒絶感もかなり和らぎました

>>次ページ 海外研修で英語力不足を感じ…

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