もはや事件だ。元「旅行読売」編集長が激怒する温泉死亡事故の実態

 

同じく浴槽や循環ろ過などの設備も重要な商売道具だが、これもないがしろにしているということである。 世の中の職人で、自分の使う道具を粗末にしている名人などというものはいるわけがない。 大工も板前も、自分のかんなや包丁は常にピカピカでないと気が済まない、というくらいでなければ、名人になれるわけもない。

温泉施設もそうで、名湯といわれる温泉施設や宿では、清掃も徹底している。

提供する温泉が常に最高の状態であるように、様々な面でケアを怠らない。

だから、名湯といわれるようになるのである。 掃除が行き届いていない温泉は温泉を愛している人が入ればすぐにわかる。

問題は、それほど深く温泉を愛しているわけではなく、温泉の質そのものにはあまり興味がない、という人の場合には、汚れた湯に知らず知らず入浴してしまっていることがある、ということだろう。

これをどうにかして防ぐ方法を考えていくと、浴槽の完全換水清掃頻度は、施設の見やすい場所に大きく掲示することを義務化してはどうか、という考えにたどり着く。 さすがに週1回しか水を換えない、抜かない、とは書き辛いだろうから、少しは抑止力になるような気もする。

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