客を「いいなぁ」から「買ってしまえ」に導く店は何が違うのか?

 

逆説アプローチを試みよ!

商品には、良い面・悪い面があり、その使用においては、メリット・デメリットがあります。

詐欺まがいの商売が横行しているいま、正直な商売をするお店が求められています。商品の良いところも悪いところも正直に伝えることで、お客さまからの信頼を得ることが大切なのです。

ただし、「こんな悪いところがあります」と伝えるだけでは、当然買ってもらえません。悪いところも視点を変えれば、良いところとして伝えることができるのです。

たとえば、重いもの。「多少重いことが難点ですが…」と伝えるのではなく、「重量感が落ち着いた雰囲気を…」という表現に言い換えます

  • 「大きい」=「存在感
  • 「組み立てに時間が掛かる」=「自分で作る楽しさ
  • 「高額」=「世代を超えて受け継がれる価値」
  • 「お届けに時間が…」=「職人が丁寧に作る」

このような表現に変えることで、デメリットがメリットに感じられるのです。すべての物事には、良い面と悪い面があり、時にそれぞれ違うことであったり、同じことを別の角度から見ているだけの場合もあります。

人の感じ方はさまざま。なので、何も伝えなければ、直観的に悪い面だけを見てしまうことがあります。そこで、アプローチを変えるのです。

逆説的に見方を変えれば、悪い面も良い面になります。あなたは、そうした物の見方を学んでください。常に別の角度・視点から物事を見ていれば、逆説アプローチは簡単なことです。表現を変えるだけで、売れるようになるのです。

 

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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