15000年分を5分間で。恥をかかずに済む「ざっくり日本史」振り返り

 

◎江戸時代(1603年~1868年)

日本を手中に収めた徳川家康は、江戸を中心として政治の仕組みを整えます。1603年に征夷大将軍となった家康ですが、完全に国内全体を手にしたのは、1615年に大坂夏の陣で豊臣家を滅ぼしてから。家康が亡くなるのは1616年と、その直後のことですので、実際には着々とあれこれ準備していたんでしょう。

準備というか、徳川の時代は織田の時代からほぼ地続きで、織田・豊臣・徳川とトップの家は変遷したものの、三代がかりで築き上げた集大成が江戸時代と言えるんじゃないかと思います。

なんにせよ、先の二人の政治を振り返ってか、統治機構を上手く整えた徳川は、250年ほど続く一時代を築きました。もっとも、例に漏れず、緩やかに崩壊していくわけですけども。

崩壊の速度を一気に速めたのが、1853年の黒船来航。外圧をきっかけにして、幕府をなんとか建て直してことにあたろうとする者と、幕府をいったん潰してことにあたろうとする者に大きく二分されます。

幕府を潰した面々がその後の中心になっていくので、幕府潰しに奔走した者は維新の志士として称えられます。有名どころは、西郷隆盛たち薩摩・長州の者。間を取り持った土佐の坂本龍馬も維新志士。

反対側、幕府方で有名なのは会津とその庇護下にあった新選組たち。勝った薩長を中心にして、新しい日本が作られていきます。

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