医者は正しい?上司は絶対?疑いもなく信じている「常識」を壊せ

 

例えば最近、私は健康診断で胃カメラを飲んだのですが、その際の問診で看護師から「ピロリ菌」の説明がありました。ピロリ菌とは主に胃に生息する菌で、私はチェックを受けたことが無いので今回初めて検査をお願いしたのですが、仮にこの菌が発見された場合の説明が「除染ありき」で驚いたんですね。「ピロリ菌がいたらお薬を飲んで除染しましょうね。菌がいなくなるまで継続してお薬を飲んで頂きますからね」と私がピロリ菌の除染を受けるかのように話を進めていました。

実は私はピロリ菌については少々知識がありまして、この菌の除去は自分の胃の状態を見ながらそれを除去した場合のメリットデメリットを天秤にかけつつ(半ばギャンブルのように)除染するかどうかを選ばなければなりません。ですから「除染ありき」はおかしいでしょ、と心の中で突っ込みを入れていたんですが、先程お伝えしたように、この看護師は使命感を伴ってステレオタイプ化した状態です。

よって、その人を説得するにはこちらも気合を入れなきゃいけないですし、なにせ素人の私が反論してわざわざ相手の気分を害する必要も無いので私は「はいはい」言いながら話を丸飲みしていました。

…というのがステレオタイプとの接し方の例ですね。ここであなたに十分なデータがあり、相手を傷つけないよう説得できるなら、もちろん反論する事も可です。そこは両者にとってメリットが大きい方を選択して行けばいいんです。

忘れていけないのはステレオタイプスを一方的に批判してはいけないということ。彼らは社会上の見えないルールとして働き、全体を丸く収める役割があります。

というわけで、今回のステレオタイプスとのつき合い方は、我々がきちんと自分の頭で考え、自立する為の話しへと繋がっています。富と成功を掴む為に真っ先にしなければいけない事は「自立」ですからね。

image by: Shutterstock.com

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