医者は正しい?上司は絶対?疑いもなく信じている「常識」を壊せ

onta20171027
 

性別、国籍、血液型、役職などに関して、多くの人々がイメージする「ステレオタイプ」というものがあります。しかし、それらが「正しい」かは別問題です。今回の無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では著者の音多さんが、ステレオタイプを疑うことの大切さを説いています。

ステレオタイプをぶっ壊せ

ビジネス脳を鍛える事は日常的にどこでも出来ます。その一つが日々出会うステレオタイプスを端から疑ってかかること。ステレオタイプとは紋切り型で固定化された考え方であり、いわゆる世間一般の総意によって「当たり前」と思い込まれている考え方のこと。例えば、

  • お医者さんが言う事は正しい
  • 上司の言う事は絶対だ
  • A型の人は細かく、O型の人は大ざっぱなどの血液型あるある
  • 先生は聖職者である
  • 女性は献身的に夫を立て、男性は外へ稼ぎに出るべきだ
  • 最近の若者は~、最近の年寄は…

など、我々が勝手に思い込んでいるステレオタイプスは身の回りに溢れていて、むしろそうした思い込みがある上で日々の生活が安定的に成り立っていると言えます。

こうした固定化された考え方があれば、ただそれに従うだけで良いのでとても楽に生きられます。決められたルーティンワークのように「AであればBである」という答えが準備されているのと同じなので、新たに思考検証をする必要が無いんですね。

しかしながら一方で、こうしたステレオタイプスにまかせっきりになると我々の思考と行動の自由が奪われ、世の中の常識的な考え方に一方的にコントロールされた状態となります。よってこれらのステレオタイプス達を「そのまま受入れても良いもの、受入れずに検証に回す(疑ってかかる)もの」ときちんと選別しジャッジしてあげる必要があります。

例えば上記挙げた中でも血液型などはかわいい物ですが、「医者の言う事は正しい」「上司の言う事は絶対だ」なんてのは素直に信じちゃ危ないわけです。なぜなら医者や上司はその肩書きが持つ権威性こそステレオタイプスですが、実際にあなたの目の前にいるそれらの人物にはなんらその根拠が無いからです。もちろん高名な博士や教授の発する言葉ならステレオタイプスですが、そうではないその辺のクリニックのお医者さんや上司の言葉を全て真に受けてはまずいんですね。ですから我々がきちんと思考し自立した行動をとる為には、日々出会うステレオタイプス達に対し、ワンステップを置いてジャッジする必要があります。

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