なぜ定時の強制消灯を徹底した会社は、業績が一気に上がったのか

 

これらは、管理職の手腕一つである。それは、一教諭や一社員の立場で左右できることではない。意見までは述べられるかもしれないが、そこへの決定権は管理職や経営陣である。

きっと、上の方々も、社員に気持ちよく働いて欲しいと願っているはずである。しかし、こちらが変な抵抗をするから、改革ができないのである。互いに首を絞め合っている状態といえる。

しかし、とてもではないが、そんな進言はできないという人も多いだろう。だから、「ちらっそういった他の取り組みを紹介するのである。忘年会や新年会といった飲み会の場でもいいし、何かの雑談の場でもいい。「そんなの、うちの学校では無理ですよね」という感じで構わない。「なるほど。そういう方法もあるのか」と考えてくれる人も中にはいる。それが、働き方改革の第一歩になるかもしれない。

来年度の計画は今の時期に行われるのである。みんながリラックスする今だからこそ、虎視眈々とねらいを定め、粛々と次への準備を進めるチャンスがあると思われる。

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