「無理=理が無い」長続きするはず無し。ある医師の言葉が深い

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人間がんばりどころはあるけれど、理があるからこそ頑張れる。無理は理が無いから長続きしない…。そんな名言を紹介するのは、無料メルマガ『楽しみながら『最高に幸せな自分』になる習慣』の著者で整骨院に勤務する岩下純さん。一つ一つの仕事を楽しみ、プレッシャーにも負けず、誰かの役に立つことに「理」を求め続けた医師・鎌田實先生の力強い言葉を紹介しています。

無理はそもそも「理が無い」こと

鎌田實先生が著書『生きる力を磨く 66の処方箋』の中で、自身が55歳で院長を辞め名誉院長として一線から退いた経緯に触れていました。文中で

無理してでも、がんばれ」なんていう言い方がありますが、それはやっぱりおかしい人間がんばりどころはあるけれども、無理はそもそも「理が無い」こと。理が無いことが長続きするはずがありません

と書いています。

そう、頑張りどころはあるけれど、頑張るには「理」が必要。現に鎌田医師は院長辞任後も各方面で多忙を極め、生前の永六輔さんにも「カマちゃん倒れるぞ、手を抜け手を抜け」と言われていたそうです。でも、一つ一つの仕事や活動を楽しめ精神的プレッシャーも感じず誰かの役に立てているという実感から元気を得ている、と。そこに先生の「理」があったのですね。

私事で言えば、治療系の職場よりリラクセーションマッサージの仕事の方が圧倒的にストレスが少ないという魅力があります。さらに、治療こそ行いませんが適切なツボを押さえることでお客様からは日々の疲れや痛みが癒やされたと感謝される。以前より勉強できる環境もある。

多少無理することがあったとしても自分にとってはこの方がいい。なんて今は思っています。果たして本当のところはどうなのか? 来年は自分にとっての「理」を極めていきたいと思います。

以前、部下のお兄さんが末期ガンという事がわかり苦しんでいました。最善の対処法がわからず、当時日本でもっとも有名な免疫療法の先生の電話番号をやっと探りあててお話したところけんもほろろ。さもありなんです。

ますます絶望の淵にあったとき、当時まだ諏訪中央病院の院長だった鎌田實先生に電話しました。すると先生は紹介なしの誰ともわからない人間からの突然の電話にもかかわらず即対応され、その場で懇切丁寧にヒアリングとご説明をくださり、すぐに諏訪に来るように言ってくださいました。その後、本人を行かせてみると実際すぐに入院が許されたのです。その後、彼は亡くなってしまうのですが、家族も含めて本当に安らかな最後を迎えることができました

偉いと言われているお医者様でこれほどまでにお優しい先生は初めてです。テレビで見る優しいお人柄も決してマスコミ用ではなかったのです。以来、鎌田實先生のファンです。「理」を知って行動する人は違うのですね。

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『楽しみながら『最高に幸せな自分』になる習慣』

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