悪い結果の責任をすべて「他人のせい」にするヤツの悲惨な末路

 

私がかつて勤めていた会社では、公共事業メインの仕事をしていました。公共事業が激減し仕事がなくなり、私が辞めたあと数年で事業規模が大幅に縮小され、私が通っていた支店もなくなりました。

根本的な原因の1つは、公共事業が激減することは、業界にいれば分かっていたことなのにも関わらず、官から民へのシフトチェンジをきちんとできなかったらです。また、その場凌ぎばかりで、先読みの戦略もなかったからです。

根本的な問題や課題の要因は他所にではなく、自社や自分の中にあることが大半です。そして、それらの原因を見つけ出そうと思えばいくらでも見つけることができ、手の打ち方があることが分かります。何を見て、何を学ばなければならないのか?が分かるのです。これがそのビジネス、商売の成長や発展に必要なことなのです。

景気がよくなるのを待っていてもしようがありません。商品が時流に乗るのを待っていてもしょうがありません。国や行政の助成金などをあてにしていてもしょうがありません。飽和状態の業界、商圏の中で浸っているだけではダメです。自らが自らと向き合うことです。

自社、自分は悪くない、という発想や考えが思考や行動力を妨げ、決断を鈍らせ、やがて成長や発展をストップさせます。それは数字という結果に直結します。自社、自分には何も問題がない、ということをいくら唱えたところで、現実の厳しさは変わらないのです。

失敗したり、業績に伸び悩んでいるときこそ、自社、自分の中にある原因を見つけ出す心がけがまず必要です。そういう心がけのできる人や会社が、課題や問題を乗り越え成長し、発展していけるのです。

■今日のまとめ

「起きている問題の非をまずは認める。」

  • 過去に起こった問題の中で印象的なものを書き出す。
  • 書き出したことについて、どこに原因があったか考える。
  • 上記2点から何をどう学ぶことができたか?あるいは、今にどう繋がっているか?書き出す。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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